【開催レポ】エール国際女性デー!

3月8日21時「エール国際女性デー」が開催されました!



ゲストの羽生祥子さんと一緒に、約70名の参加者で
女性の働き方・生き方を考える100分を過ごしました。
2023年のテーマは、”パラレルキャリアで活躍!最速で突き抜ける成功法則”

前半は、元日経BP/xwoman編集長の羽生祥子さんに
成功法則をお伺いする時間。(ファシリテーター、美宝れいこさん)

羽生祥子さんに質問に答えていただくインタビュー形式で、
今の時代に働く女性ならではの生きるコツ、働くコツ、
キャリアや人生における考え方、などを伺いました。


後半は、ブレイクアウトルームに分かれて、以下の5つのテーマでのディスカッションタイム。
・過剰なジェンダーレスの風潮について
・なかなか達成しない女性管理職目標について
・導入が進まない複業解禁企業について
・男性の育児休業取得について
・年配女性が受け入れない価値観や生き方の多様性について

最後に各テーマの代表者からの発表があり、どの部屋でも社会課題に対する
本音の意見が活発に交わされたことがわかる発表が行われました。
「導入が進まない副業解禁企業について」の発表者からは
「最近自分の副業が会社に発覚したことを機に副業によるメリットを
会社の上司や社長にプレゼンして理解してもらった上に、
社員が読むコラム執筆依頼があった!」
という話のシェアもあって、最後まで盛り上がりました。

「女性が社会でどう活躍していくか、どんな働き方をしていくか」
という社会の課題であっても、まずは自分自身の価値や時間を大事にする。
そして家族、自分の所属している組織、そういった自分の半径5Mのところから
より生きやすく、働きやすくしていくことを考えてやってみる。
「働きやすくするためには何をしたらいいのか」を時には真面目に、
真剣に考える時間をもち、想いを口に出して伝え合う。
そうした小さな行動の積み重ねの大切さを感じました。
(私は、案外そういうことを真面目に話し合うことがなかった、と気づきました。)

欲しいものは欲しいと言う。
社会の課題は自分の課題であり、社会や政治が変わるのを待つのではなく、
一人一人が考えて行動して、発言して、同じ想いのみんなで手を組んで
チームとして社会を変えていくことが必要なんですね。
「欲しいなら待つな!」が合言葉です。
あきらめたり、ただ待ってるだけでは何も変わらないままにおばあちゃんになってしまうから。

羽生祥子さん、企画から準備、運営をしてくださった皆さん、
ご参加いただいた皆さん、楽しい時間をありがとうございました!

なお、Twitterで「#エール国際女性デー」で検索すると、
Twitterアンバサダーの皆さんが投稿したリアルタイム投稿もご覧いただけます。
一人ひとりがその時感じたことを発信されているので、そちらもぜひ見てみてください。

以下は、羽生祥子さんのお話メモです。

★人生の転機の決断の時に考えたこと
就職氷河期の時期に、フランスに行った。23歳無職。地球の自転を感じた。
地球の上にただ乗りしてはだめだ、と思った。
どこかに理想の国があると思わずに、自分で歩いていこうと思った。
やりたいところに目を向けていこう、と。


★選手権をやったら日本一じゃないかな、と思うもの
記事タイトルの推敲。26文字に想いを詰めて表現する。


★ライフキャリアのメンター
小林照子先生。(元コーセー取締役、美・ファイン研究所創業者)
ずっとチャレンジを止めない人。


★会社員時代、ぶつかった壁、昇進するためにやったこと
壁は毎日。運動会の障害物競争みたいな感じ。
(目の前にぶらさがっている何かを対処して走ったらまた次のものがあらわれる、みたいな。)
昇進や役職を狙ったのではなく、やりたいことが役割、役職がないとできないと思った。
女性最年少の副編集長になった時のエピソード:
「これをやりたい。これをやるには副編集長じゃないとできない」と直接上司に言った。
半年前に編集長と会議室で2人で話をした。
最初に「私、来年副編集長にさっさとなりたいんですけど」と言った。
そのあとで「なぜなら」と理由を続けた。
「男性が大黒柱・お母さんがパートタイマーという家族の資産形成(の内容)しか
やっていないのは時代に合わないし、今のままだと10年後には媒体がなくなります。
共働きの世帯を標準モデルとした試算を1冊まるごとやりたいから、そういうことをするには副編集長じゃないとできないんです」
それで、15人抜きくらいで副編集長になった。


★上司に相談する時のアドバイス
最初の5分でやりたいこと、結論を言うと、上司が相談に乗ったりアドバイスをしやすい。
(30分相談の時間があるのに25分くらい事柄をいろいろ聞いてから最後の5分に本題や結論を言われることがあるが、それだと何もできない。)


★座右の銘は「雨水岩をも穿つ」
1回や2回でやめない。100回言って101回目言ったらできるかもしれない。


★時間の使い方・タイムマネジメントについて
ほとんどのことが同時並行。料理研究家の人が「人生皿回し」とうまく表現していたが、まさにそれ。
何一つ安定して落ちない皿なんかない。月に300本くらい連載とか動画とか抱えていたので、
私は300枚皿回ししてたようなもの。完璧にしようとしない。
65%くらいの完成度で幕が下りる、というくらい。100%まで突き詰めない。
乾電池を詰める時に直列ではなく並列で詰める。5-6本からはじめてみてください。


★人を見極めるポイント・人間関係をうまくやっていくコツ★
マイノリティの人になぜか人気があり、なんで?と聞いてみたら、ラベルとかタグみたいなものをなしに、内面にすっと入ってきてくれるから、と言われた。
月に300人に会って取材してきた。その結果、本当のことを書こうとすると、その人の喜怒哀楽がどこに刺さったのか、どこがすごく尊敬できるのか、を見るようになった。だから、肩書などの属性情報は目に入らない。マイノリティな意見を見逃さない。
一日の中で自分が数的少数派、マイノリティになる瞬間(多くの人と違う考えや選択をした時)にも注目する。


★社会で女性がさらに活躍、躍進するには?
家庭の中での、個人の中での改革。社会の話をしているんだけど、家庭の夫との関係、子どもとの関係。家事をお母さんだけでやるのではなく、みんなでやる。チームでやる。男の子も女の子もやる。人材育成と一緒。


★現在もっとも力をいれている事業。これからの活動
大阪・関西万博2025Women’sPavilionWAのプロデューサーに就任した。
取組をばんばん発信していきたい。

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