自己分析の落とし穴

キャリア部門ライターの山下いずみです。
先日、友人Sさん(40代半ば女性、会社員)からこんな相談を受けました。

会社のキャリア研修で「ライフラインチャート」を書いたのだがいま自分がマイナス状態にあることを見せつけられて…ツラい。

講師の先生は「どん底まで落ちたら、あとは這い上がるだけ。」と言ってくれたけど、慰めにしか聞こえないよ…何のための研修だったんだろう?

後半は肩を落としため息、私にはちびまる子ちゃんにしか見えず、思わず笑ってしまいました。ごめんごめん、仕事で忙しい中真面目に事前課題のシートつくって、一日キャリア研修に臨んだのにね。

■ライフラインチャートとは?

自分のこれまでの人生(キャリア)を振り返り横軸に時間をとり

・いつ、どんな出来事があったのか

縦軸に

・その時の自分の「満足度・充実度」

を書き込んで線で繋いだもの。自己分析やキャリアの棚卸しで使用される手法です。「作ったことがある!」という方も多いかもしれませんね。

■ワークの落とし穴

もし、いま自分が「やる気を失っている」ことに気づきグループで共有などした日には周囲の「いま充実している!」「こんなことがあって嬉しかった!」などのシェアを聞き、ツラくなってしまうのも当然です。ワークあるある、ですね。

でも大切なのは

① 作ることが目的ではない。

② 自己分析のためのツール、他人と比較する必要はない。

ということ。今回Sさんが作った「ライフラインチャート」から、何を得ることができるのでしょうか?

■「落ちたときの這い上がり方」を知る

チャートを見てみましょう。過去の曲線を見てみると同じように下がったり、どん底状態だった時があるはず。

【おすすめワーク】

過去、あなたは「どうやって」上がっていますか?

例)

同僚に悩みを相談、助言をもらった。
家族に話を聞いてもらった。
社外セミナー・勉強会に足を運んだ。
新しいコミュニティに参加した。本を読んだ。
ノートに感情を書き出した。
推しのライブで力をもらった✨
飽きるまでダラダラ過ごした。等

色々出てくると思います。

それがあなたの「上がり方」、あなたのパターン。

・とにかく動く

・じっと内観する

・人に話を聞いてもらう

など【自分のパターン=成功体験】を知っておくのは、とても貴重です。

この先

あ、いま下がってる。

ここから抜け出したい!

と思ったときこの「私のパターン」が自分を助けてくれるはず。過去のダウン状態、ぜひ思い返してみてください

いかがでしたか?よかったら皆さんの「パターン」、コメント欄でシェアしていただけると嬉しいです誰かの役に立つかもしれません^^

投稿者プロフィール

山下いずみ
山下いずみキャリアコンサルタント
『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
パラレルキャリア専門エール通信

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