世界一やさしい「キャリア自律」その①

キャリア部門ライターの山下いずみです。

突然ですが会社にお勤めの皆さん、「キャリア自律」という言葉をよく目にしませんか?

私はついこの間、人事評価項目に

「主体的にキャリアの自律に励んでいる」の一文を見つけて複雑な気持ちになりました。

だって「自分らしいキャリアをつくろう、新たな可能性を見つけよう!」

と前向きに行動(=副業)しようとする社員には

具体的な内容を会社に申請、

きちんと許可を得るように!

と実質制限する企業もまだ多いのに、、、

なんか矛盾してません?

ぜひ

① なぜ矛盾が生じるのか

② 私たちはどうやって

「キャリア自律すればよいのか」

皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

そもそもなぜ「キャリア自律」が求められるようになったのか。

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■キャリア自律が求められる背景

一番大きいのはこれまで主流だった

「終身雇用制度」が崩壊したこと。

これまでは従順にお勤めしていれば、年齢や勤続年数に応じて昇給・昇進できたし

定年まで雇用が保証された。

でも皆さんご存じの通り定年年齢はひき上がり

日本を代表するトヨタ自動車の社長も2019年、

「終身雇用を守るのは難しい」と公式の場で発言したほど。

要は「もう会社に依存しないでね💦」という時代なんです。

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そんな、、、、こんなに真面目に働いているのに

「将来は自分で考えろ」ってどういうこと?

とこれまで頑張ってきた従業員(私たち)が

突き放された気持ちになるのも当然ですよね。

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■モヤモヤが生まれる理由

会社のトップの考え(=俺に依存するな)はわかった。

トップの考えを継承して人事が

「主体的に自分のキャリアを切り開いていける社員を育てよう」と

取り組むのもわかった。

でも、、、私たちの上司(40代、50代)の多くは

●「会社のために」成果を上げよう

●プライベートの充実 < 業績アップ

を叩き込まれて育った世代。

急に「これからはキャリア自律」と言われても

自分たち自身がどうしてよいかわからないから部下にも明確な指示ができない。

結局、従来同様

「きちんと会社のために働くように」

という風潮は変わらず

「キャリア自律」という言葉が

ひとり歩きしているのが現状だと私は考えます。

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でもね、会社や上司のせいにするのはやめて

私たちはさっさと意識をチェンジ、楽しく「キャリア自律」に取り組んでみませんか✨

昔、私思ったことがあったんです。

それは

会社とのつきあい方は

男との関係に似ている。

ということ(笑) ぜひ来月は、私がそう思ったきっかけ

そして、楽しく軽やかに

「キャリア自律」に取り組む方法をご紹介したいと思います!

日々会社に勤めながら

「キャリア自律」についてモヤモヤしている皆さん、
人事の立場で「キャリア自律の浸透」に取り組まれて方もいたら、
コメント欄でシェアしていただけると嬉しいです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ステキな一日になりますように✨

投稿者プロフィール

山下いずみ
山下いずみキャリアコンサルタント
『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
パラレルキャリア専門エール通信

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