語学における文法の位置づけ

スキルアップ部門『語学習得法』担当の滝井のぞみです。
第13回目の今回は、語学における「文法の位置づけ」についてお話します!語活をしていると、「あー!どうしてこんなに例外が多いの!」と思うこと、ありませんか?

10年以上前、語学の先生をしていたのですが、その時に何度も聞かれたことがあります。そして実は、つい先日も。確かに、「なんで文法の法則通りじゃないことばかりなのか…」「あれもこれも、規則的に変化してくれたら、もっと簡単に覚えられるのに!」と、もやもやすること、私もあります。

でも、この「なんで」には、答えってないんですよね。文法は、言葉が生まれた遥か後に言語学者が「母語ではなくても学びやすいように」と見つけてくれた法則やルール。つまり、言語は、文法ありきでできたものではなく、言語が先にあって、文法は後から「発見」してもらったもの。考えてみれば当たり前のことなのに、うっかりと「なんで…!」を連発してしまいがちです。

大抵の場合、「そっちの方が口なじみが良かったから」という理由だと思っていますが、そう考えると、「なんで?」と問いたくなる気持ちが落ち着いてくるような気がしませんか。

投稿者プロフィール

滝井のぞみ
滝井のぞみドイツ語公認通訳翻訳士/執筆家
ドイツ語公認通訳翻訳士/執筆家
◆ドイツ在住計17年のドイツ語公認通訳翻訳士
◆ドイツ留学についての著書『授業料ゼロ円留学』を出版
◆ドイツ・オランダ2拠点生活
◆インドア派の旅行好き
◆古いものやアンティークが大好き
(https://lit.link/nozomidoitsu)
パラレルキャリア専門エール通信

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