やりたいことが見つからない!

ビジネス部門 キャリアライターの山下いずみです。
今回のコラムでは久しぶりに【公開キャリア相談】をお届けします。

相談者:Cさん(50代前半女性/会社員)
<相談内容>
コロナ禍3年目にして、私も副業を考えるようになりました。よく「副業だからこそやりたいことにチャレンジを」という言葉を耳にします。確かに嫌なことをしてまで副業をするつもりはありませんが、逆に自分は何がしたいのか分からず困っています。本業(キャリア支援)での経験を副業でも活かしたいと思えるいずみさんが羨ましいです。

Cさんには「羨ましい」と言っていただきましたが、実は私も「自分の気持ちが分からない」というに状態に陥り、遠回りをした過去が……。
「キャリアに関してはやり尽くした!」と思っていたので、「本当にやりたいことを探そう」と半年間コーチングを受け、コーチになろうと決意して養成クラスに通ったのです。けれど養成クラスの飲み会で、「転職したいけれど、私にはできることなんて何もない……」と悩むクラスメイトが居たため、飲み会そっちのけで熱心にヒアリングをし、応募書類の書き方について語ってしまいました。そんな私の様子を見ていた先生に、「いずみさん、よほどキャリアに関するお仕事が好きなんですね。」と言われ、ハッと気が付きました。この気付きを得るのにかかった時間は1年。費用は100万円超。

「やりたいことが分からない」という状態には、大きく分けて3つのパターンがあると思います。

  1. 「やりたいこと」はある程度見えているが、最初の一歩が踏み出せない
  2. 「健康に関わることをしたい」「自分が悩んだから、同じような悩みを持つ誰かの役に立ちたい」等、方向性は見えているが具体的に「何が自分にできるか」が分からない
  3. 「自分は何がしたいのか」全く分からない

1、2のパターンはエールプロジェクトの中に専門家がたくさんいらっしゃるのでお任せするとして、今回は3のパターンについて、次のステップに進むためのヒントをお届けしたいと思います。

3の「自分は何がしたいのか」分からないという方。あなたは「本当に何がしたいのか分からない(パターン:A)」なのでしょうか?それとも「実は分かっているけれど言葉にできない(パターン:B)」なのでしょうか?

パターン:A

真面目で頑張り屋さんに多いパターンです。社会で上手くやろうと奮闘したり、会社・上司の期待に応えたいと思うあまり、「〇〇したい!」より「〇〇しなければ!」をずっと優先してきたのではないでしょうか?そんな方が「私、本当はどうしたいの?」と急に自問しても、ずっとフタをしてきた心の声が「言ってもどうせ聞いてくれないんでしょ?」と応えてくれなくなってしまった可能性があります。

パターン:B

完璧主義の方に多いパターンです。本当は分かっているけれど、「こんなことを言ったら恥ずかしい」「口に出して出来なかったらどうしよう……」と先回りをして、心の声を封じ込めてしまっている可能性があります。

まず自分がどのパターンなのか(1・2・3−A・3−B)、立ち止まって考えてみてください。

1・2の方は、このコミュニティの中に専門家や、一歩踏み出すきっかけをくれたり、応援してくれる仲間がたくさんいます。私もご紹介できますので、勇気を出して「こんなことを考えているのですが……」とコメントしてみてください。

3だった方は、私から具体的なヒント・解決法をお伝えできるかもしれません。「Aパターンで全く心の声が聞こえません」「実はBかも知れません…」など、ぜひコメントもしくは個別メッセージを頂ければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

山下いずみ
山下いずみキャリアコンサルタント
『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
パラレルキャリア専門エール通信

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