ビジネス部門 ライティング術ライターの吉田和歌子です。
「複数のSNSを持っている場合、投稿の内容は揃えた方が良いのか、棲み分けるべきか、いつも悩みます。」ライティングに関するお悩みを募集したところ、こんなご相談をいただきました。
正直に言うとお一人お一人の状況によって最善のパターンは異なるので難しいのですが、今回は私の考えをお伝えしますので参考にしていただければ幸いです。
Facebook、Instagram、Twitter、ブログ……。最近では誰でも無料配信できるツールがいくつもあります。Youtubeや音声配信なども含め、ビジネスで活用したいなら戦略的に発信していく必要があります。ただしその前に大前提として、「SNSはコミュニケーションツールであること」、そして「目的やあなたの商品・サービス、ターゲットによって、選ぶべきSNSや棲み分け方は異なる」ということを念頭に置いておいてください。
- 何の目的で使うのか?
- 誰に向けて発信するのか?
- 自分の商品やサービスに向いているか?
など、まずはどのメディアが最適か吟味することが大切です。
もちろん使うメディアが多ければ、アプローチできる層も増えます。「できることは全部やりましょう」と教わった方もいらっしゃるかもしれません。けれど使うメディアが多くなれば、疲弊して発信できなくなってしまう可能性もあります。SNSは継続できるかどうかもポイントなので、
- 自分にとって使いやすいか?
- 使い慣れているか?
も、判断基準に入れて良いでしょう。
その上で、
- 投稿の内容は揃えた方が良いのか?
- 棲み分けはするべきか?
については、目的やターゲットによって異なるので一概には言えませんが、それぞれのメディアの基本的な機能や特徴を理解して使い分けてください。
代表的なSNSのポイントを私の視点でざっくりとまとめましたので、ご自身のコンテンツや目的と照らし合わせてご活用ください。
Facebook:
実名制で実際に関係性のある人と繋がることができるため、信頼度は高め。ビジネス系のコンテンツに向いている。基本はテキストベース+画像・動画で読ませるが、デカ文字投稿やライブは反応をとりやすい。
Instagram:
実際の友達に加え、趣味など興味・関心から繋がるため、嗜好性の合う人が多い。画像や動画が中心で、魅力的かつセンスの良いビジュアルで世界観を共有できる。
Twitter:
リアルタイムで拡散力が高い。この中では最もスピード感があり、ラフに投稿できるため全体的な投稿量が多く流れやすい。大量投稿できる体制があるなら、フォロワー数も増やしやすい。
ブログ:
ストック型の読みものの位置付けで、しっかりじっくり関係を構築できる。「気になる」から「もっと知りたい」、「好き」へと濃いファンを増やせる。
今回のコラムがご自身に合ったSNSの活用法、ビジネス拡大に繋がるヒントとなれば幸いです。
投稿者プロフィール
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
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