メディアが取材したくなる3大アプローチ

ビジネス部門 PR術ライターの吉田和歌子です。
「リサーチって、分析だけじゃないのね。すればするほど商品やサービスに愛着や自信が生まれ、言葉に力を持たせてくれる効果もあるのね」前回のコラムでは、そんなリサーチの役割とその重要性についてお話しました。


 
たくさんの「好き!!!!!」が集まったら、
いよいよ文章にして届けていきます。
今回はPRの一つの手段、プレスリリースでお届けしましょう。
 
 
「そもそも プレスリリースって何?」
って感じだと思うので、簡単にご説明します。
 
ひと言でいうと「広報用の公式文章」のことで、
新聞や新聞社を表す「プレス(press)」と
発表・公開を表す「リリース(release)」を
組み合わせて作られた造語です。
 
主に企業が発信しており、
ニュースを簡潔にわかりやすく伝えるラブレターのようなものです。
 
とはいえ、最近ではWEB上でプレスリリースを見ることができるので
プレス以外の一般の方も目にしますし、企業だけでなく個人もリリースしています。
 
 
プレスリリースの目的は、メディアに取材してもらうこと。
もっと言えば、「記事にしたい」と興味を持ってもらうことです。
 
 
これまで、取材記事やLP、広告などのコピーを書いてきた私は、
ここで壁にぶち当たりました。
 
メディアの記者さんたちは常にネタを探しているはずなのに、
従来通りのメリットやベネフィットだけでは、取材に来てもらえないのです。
 
なぜか?
 
メディアにしてみたら
「はあ…それって宣伝ですよね?」
っていう内容だからです。
 
広告ではないので、営業色や売り込み感が出るのを嫌うのです。
  
 
取材したくなるアプローチとしては、
 
・初めて、最も
・希少価値
・人の心を動かす
・時流
・新しい、画期的
・季節性
・実利、実益
・将来性

 
などいろいろあります。
 
が、半年弱、PRに携わってみて分かった
取材されやすい最強のアプローチは、
 

社会性 × 地域性 × 限定性(旬)

 
✔︎企業やあなたの特徴・ウリ(メリット)
✔︎それによってお客様が得る良い状態(ベネフィット)
 
だけでなく、
 
✔︎社会にもたらす良い変化・状況
 
があって、初めてメディアは興味を持ち、さらに
 
✔︎地域にもたらす良い変化・状況
✔︎今だから知っておきたい旬の情報
 
があれば、取材対象として優先順位がグッと上がります。
 
 
例えば、先日の大阪・関西万博イベントに出展した
パラレルキャリア推進委員会のプレスリリースで言うと、
 
社会性:女性活躍×地方創生、官民連携でパラレルキャリアを支援
 
地域性:(今回は少し意味合いが異なるけど)
    東大阪市の会場・地方の活性化
 
限定性:5/26(イベント開催日)
が、それにあたります。


社会性が抜群にパワフルなので、
これだけでメディアから興味を持ってもらいやすい活動と言えます。 
  
メディアに取り上げられると
SNSでも拡散されやすくなったり、
他のメディアから取材されたりと
一気に認知が広がりますので、
機会があればチャレンジしてみてください。
 
 
今回の記事が、少しでも皆さんのPRの
お役に立てたなら幸いです。


 

投稿者プロフィール

吉田和歌子
吉田和歌子個人起業家 発信力サポーター
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
パラレルキャリア専門エール通信

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