【ビジネス部門】ライティング術ライターの吉田和歌子(wacoxxx)です。
「これも言いたい」「あれも伝えたい」「そういえば、これも忘れてた」そんな風に思うがまま書いていたら、かなり長い記事になってしまい、調整できずに困ったことはありませんか?
あれもこれも伝えたいという想いが溢れているからこそ、絞り込めない気持ちはよく分かります。一方で、特にSNSでは、あまりに長すぎると最後まで読んでもらいにくいこともご存じだと思います。
今回は、そんなときに参考にしていただける『長文を効果的に絞り込む5ステップ』をお届けします。 と言うのも、フリーマガジン『Aile』の雑誌編集室ライターでもある私は、ただいま次のAutumn号制作の真只中。そして、久々に長文記事のリライトに格闘しているところなのです。ここで言う「リライト」とは、ある文章を目的に合わせて書きなおすことを指します。
具体的に言うと、約28,000文字ある原稿を、フォーマット内に収めるために3,150文字までリライトしていくのですが、最大の問題は“どこを削るか”。今回の記事も、どこを切り取っても学びになる濃厚な内容ばかり。この贅沢な悩みをどう解決していっているか、リアルタイムでお伝えします。
①誰に向けた記事なのか?
読み手=ターゲットが誰なのかを明確にすること。ここが定まっているのが大前提です。『Aile』では、パラレルキャリアをされている、または目指す女性となります。
②読んだ後、どうしてほしいのか?
事前に、その記事の目的=「読んだ後にどんな行動をしてほしいのか」を決めておきます。「コメントする」「紹介した本について調べている」「内容に触発されて、やりたいことリストを書き出している」など、具体的であればあるほど良いです。
③内容に優先順位を付ける
ターゲットが知って、
✔︎役に立つ内容なのか
✔︎おトクなのか
✔︎②に繋がる内容なのか
という視点で優先順位をつけていきます。
④構成を見直す
必ず抑えたい内容が、最も伝わる文章の流れはどの順序か?文字数を大幅にカットしたい場合は、ここで内容の取捨選択もするので、最初に書いていた流れとは変えたほうが良い場合も出てきます。
⑤文字数に合わせて調整する
✔︎重複している部分はないか
✔︎無くても通じる単語や接続詞はないか
✔︎文脈的にまとめた方が良い部分はないか
など、可能な限り文字数を減らしていきます。
ここで優先順位が低い内容は、思い切ってカットするのが大切です。
こちらの情報が、皆さんの日々の発信などにご参考いただければ幸いです。そして、このステップを生かしてリライトされた記事が、どんな形で冊子に掲載されるのか?!ぜひ、Autumn号でお確かめくださいね。
投稿者プロフィール
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
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