教養部門 おもてなしマナーライターの砂田ちなつです。いつもご覧いただきありがとうございます。
外での飲食やイベントが自粛され、親しい方々だけをお招きして行う食事会=ホームパーティーなどが多く開催されるようになってきました。そこで今タームのコラムでは、様々なパターンでゲストを自宅にお招きする際、知っておきたいマナーをご紹介します。
■前日までに準備しておくこと
ゲストをお招きする際は前日までに余裕を持って準備を進めておき、当日ハプニングが起こってもすぐに対応できるようにしておきます。準備不足だとゲストをお待たせしたり、がっかりさせたりすることになってしまいますので注意が必要です。
- タイムスケジュールを組んでおく
- お出しするお料理の食材・使用する食器・お酒など飲み物の準備をしておく
- テーブルや玄関に飾るお花を準備しておく
- ゲストに最寄り駅や駐車場の案内などを済ませておく
■お客様のお出迎え
予定時間より早く到着される方もいらっしゃると思いますので、余裕を持ってお迎えする準備を整えておきます。夜ならば玄関やお部屋全体の明かりを点けて遠くからでも分かりやすくしておきましょう。
■お部屋へのご案内
玄関でお出迎えをしたら、応接室やリビングルームにご案内します。その際さりげなく化粧室の場所も案内しておきます。ゲストが揃うまでは応接室やリビングルームなどで、食前酒やソフトドリンクを飲みながら待っていただきましょう。
ホームパーティーであっても基本的に自分の子供は同席させません。ただし、ゲストの方にご挨拶をさせることで大人との会話の訓練になります。最近日本では大人の席に子供が同席するというケースが増えていますが、大人と子供の世界はしっかり区別することも必要です。ご挨拶が終ったら、子供は自室に戻るよう伝えましょう。
■ダイニングルームへのご案内
ここからはお料理、お酒などの飲み物を楽しみます。一番会話が弾む時間ですね。ただしホストは、ゲストが満遍なく会話できているか、飲み物やお料理が足りているかなど、常に全体を見渡し気を配る必要があります。ㅤ
■用意していたお料理やデザートが手土産と被った場合
用意していたお料理やデザートが、ゲストが持って来てくださったものと被ってしまった場合、ゲストが持って来てくださったものを優先してお出しします。
■お見送り
ゲストにお帰りをせかすような行動はとらないよう気を付けましょう。お帰りの際は忘れ物が無いか必ずチェックするようにします。
お見送りはゲストの姿が見えなくなるまで行い、すぐに電気を消したり、ドアチェーンをかけたりしてはいけません。しばらくたってから戸締りをするようにして、ゲストがお帰りになった後の余韻も大切にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。今回のコラムが皆さんのお役に立てば嬉しいです。次回のテーマは「紅茶でおもてなしをする」を予定しております。
また、今回のマナーワンポイントミニ動画は「エレガントに見える手の所作」です。こちらも参考にしていただければ幸いです。ㅤ
投稿者プロフィール
-
◆女性をファッション、マナー、メイク、立ち居振る舞い、プロフ写真撮影からマインド設定まで“砂田ちなつ流 オールインワンブランディング”でサポートし、『なりたい』自分にブラッシュアップできるサロンオーナー
◆趣味は旅行で、18か国 52都市を今までに訪問
◆フランス、イタリアなどの大使公邸でのパーティーやお茶会へも毎年参加
◆戦略的SNSブランディンディングの専門家
集客を不要にする継続サポート納品中
◆エールプロジェクトbyパラレルキャリア推進委員会
ライター「グローバルマナー部門」担当
(https://www.a-juillet.com/)
最新の投稿
- スキルアップコラム2022年7月1日本来のマナーを知ることで人間関係やビジネスに活かせる思考①「プロトコール」
- スキルアップコラム2022年6月3日日本茶でおもてなしをするときのポイント
- スキルアップコラム2022年5月4日紅茶でおもてなしする時のポイント
- コラムニストインタビュー2022年4月30日インタビュー企画<第1回>_砂田ちなつさん