教養部門 おもてなしマナーライターの砂田ちなつです。
いつもご覧いただきありがとうございます。おもてなしのマナー3回目となる今回は、日本茶でおもてなしをするときのポイントです。

先日、新入社員研修で日本茶の淹れ方を説明する機会がありました。十数人居た新入社員の内、一人も日本茶の淹れ方を知る方がいらっしゃらなかったことに衝撃を覚えましたが、その反面「一番為になった」と言われたのはとても嬉しかったです。
日本茶を淹れる場面は少なくなってきていますが、プライベートでもビジネスでも「機会が全く無くなる」ということはないと思います。ぜひこれを機に正しい知識を身につけてください。
■緑茶の淹れ方
- 人数分の茶碗にお湯を入れて冷ます
※お湯の温度は70~80℃がおすすめ - 急須に人数分の茶葉を入れる
※1人1杯の目安は30g - 1.のお湯を急須に入れて茶葉を抽出する
※雑味が出てしまうため急須を揺さぶって抽出を早めてはいけません - 茶葉が開いたら茶碗に少しずつお茶を回し入れる
- 最後の1滴が出なくなるまで入れる
■日本茶の出し方
- お茶は各自の茶碗に注いでおく
- 和菓子は個別包装がしてある場合、個別包装から出して菓子皿に乗せる
- 菓子皿に敷き紙を敷く場合は角が左上になるように折る
- お客様から見てお茶が右側、お菓子が左側となるように置く
※茶托に木目が付いている場合は木目を横向き
※絵柄が付いている茶碗は絵柄がお客様の正面
基本的にはお客様の右側からお菓子、次にお茶をお出しするのがマナーとされています。ただし、テーブルの配置などによって右側からお出しするのが難しい場合は、左側や正面からお出ししても構いません。気を付けなくてはいけないのは、お出ししたものの上を次のものが通過しないようにすること。お出しする順番を考えて対応しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。今回のコラムが皆さんのお役に立てば嬉しいです。今回のマナーワンポイントミニ動画は「ドアの開け閉め」です。こちらもぜひご覧ください。
投稿者プロフィール

- Atelier Juillet 代表
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◆女性をファッション、マナー、メイク、立ち居振る舞い、プロフ写真撮影からマインド設定まで“砂田ちなつ流 オールインワンブランディング”でサポートし、『なりたい』自分にブラッシュアップできるサロンオーナー
◆趣味は旅行で、18か国 52都市を今までに訪問
◆フランス、イタリアなどの大使公邸でのパーティーやお茶会へも毎年参加
◆戦略的SNSブランディンディングの専門家
集客を不要にする継続サポート納品中
◆エールプロジェクトbyパラレルキャリア推進委員会
ライター「グローバルマナー部門」担当
(https://www.a-juillet.com/)
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