立ち直る力ありますか?

マインド部門 瞑想ライターの田中えりです。なんだか気が重い、何もする気がしない、イライラする、眠れない。そんな心をセルフケアできるのが「マインドフルネス」です。

ストレス社会を生きる私たちにとって、マインドフルネスは必要なスキルです。この記事を読んでくださっている皆さんには、ぜひマインドフルネスを日常に取り入れて、心身の安定に役立てていただきたいと思います。

マインドフルネスとは、「今起きていることに気づき、あるがままを認める」という手法です。ポイントは2つ。「気づき」と「受容」。それだけでは分かりづらいと思いますので、例を挙げて説明します。

例えば、イライラしたり悲しくなったりしたら、まずはそのことに気づきます。
「今、私はイライラを感じているんだな。」
「今、私は悲しみを感じているんだな。」

そんな自分に「気づく」ということが最初のステップです。 

次に、それを「受け入れる」ということをします。
「こんなことでイライラするなんて私はダメだ。」
「悲しんでいる場合じゃない。なんとかしないと。」

と、評価したり判断したりしないことが大切です。

「あー、そうなんだ。」
と、ただ受け入れるようにしてください。実際にやってみると、これが意外に難しい。そこで、マインドフルネスを身につける練習法をご紹介します。

まずは普段無意識に行っている呼吸に意識を向け、鼻先を出入りする空気、お腹の膨らみや縮みに集中します。しばらくすると雑念が浮かんでくるのではないでしょうか。雑念に気づいたら自分をそのまま受け入れ、注意を戻すということを繰り返してください。

これはマインドフルネスの基本で、「呼吸瞑想」と呼ばれるもの。この練習法を行うことで、普段「自分ではどうしようもないことを考えすぎている」ということに気付くことができます。

悩む自分を受け入れ、いったん悩みは横に置き、今やるべきことに集中する。この力が身につけば、悩みが出てきても受け流せるようになるので、ストレス軽減につながります。マインドフルネスで悩みをなくすことはできませんが、悩みとの向き合い方が変わります。継続すれば悩みが小さくなったように感じられるはず。

生きていると、色々なことがあります。思いどおりにいかなかったり、落ち込んだり、イライラしたり……。そんなとき、自分の力で自分を取り戻すことができたらいいですよね。マインドフルネスは、自分で自分の心をケアするための方法。立ち直る力が身につき、「何があっても大丈夫」と思えるようになりますよ。この記事が、みなさんのお役に立てたら嬉しいです。

投稿者プロフィール

たなかえり
たなかえり陰陽五行講師/マインドフルネス講師
「職場のストレスマネジメント」と「企業の離職率対策などの健康経営」をサポート。ひとりひとりの健康が会社を支える!
一般社団法人マインドフルネス瞑想協会認定講師。企業・団体にてヨガ・瞑想の指導経験は豊富。
パラレルキャリア専門エール通信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です