自分との向き合い方

今年も、最後の月になりました。今年一年を振り返ったり、来年を思い描いたりしている方もいらっしゃると思います。そこで、今回は「自分との向き合い方」についてお伝えします。正しく自分と向き合えば、来年の課題が自然に見えてきます。

自分と向き合うことは、今の自分を知る作業です。ここで、大切な態度があります。

変えようとしないで、わかろうとする

自分のことを評価したり判断したりしない、ということです。わかりやすく言うと、「今の自分を、なんとかしようとしない」「今の自分に、ダメ出しをしない」。まずは、今のありのままの自分を認めること。これがスタートです。

つい私たちは、今の自分を否定しがちです。

「こんな自分ではダメだ。なんとかしないと!」
「がんばりが足りないからだ。もっとがんばらないと!」

このような自己否定からは、本当の自分は見えてきません。できている自分も、できていない自分も、まずはそのまま受け入れてみてください。現実を受け入れるという態度があってはじめて、色眼鏡を外して、ありのままの自分を観ることができます。

例えば、体調を崩して元気を取り戻したいとき、まず何をしますか? 病院に行きますか? 薬を飲みますか? 寝ますか? その前に、やることがあると思います。熱があるか確認したり、痛いところがないか確認をしたりするはずです。「現状を知る」からこそ、次が見えてきます。この症状なら、病院に行ったほうがいいなとか、薬を飲めばいいかなとか、寝れば大丈夫かなとか。

自分との向き合い方も、これと同じです。まずは「今の自分を知る」ことから、次にすることが見えてきます。

自分を変えようとしないで、自分を知ろうとする

このような態度で、自分と向き合ってみてください。そうすれば、今の自分にとって必要なことや課題が、自然に見えてくると思いますよ。また、このような態度は、瞑想で身につけることができます。今の呼吸を変えようとしないで、呼吸をただ観察をするという瞑想の実践によって、自然に自分との向き合い方がわかるようになってきます。

年末が近づいてきた今、みなさんが「自分と向き合う」ときに、この記事をお役に立てていただけたら嬉しいです。

投稿者プロフィール

たなかえり
たなかえり陰陽五行講師/マインドフルネス講師
「職場のストレスマネジメント」と「企業の離職率対策などの健康経営」をサポート。ひとりひとりの健康が会社を支える!
一般社団法人マインドフルネス瞑想協会認定講師。企業・団体にてヨガ・瞑想の指導経験は豊富。
パラレルキャリア専門エール通信

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