心の整え方のきほん

マインド部門 瞑想ライターの田中えりです。私たちは学校で「心の整え方」というものを学んできていません。

落ち着かないとき、どうしたらいい?
自信がなくなったら、どうしたらいい?
人づきあいに悩んだら、どうしたらいい?

自分の心なのにどう扱ったらいいのかわからない。そんな人が多いように感じます。自分で心を整えることができたら、もっと楽に生きていけるようになります。このコラムを読んでくださっている皆さんには、ぜひ心の整え方を身につけていただきたいと思っています。そこで今回は、「ざわつく心を落ち着ける方法」について。初心者でも簡単にでき、効果も感じやすいので、瞑想のワークショップなどでも行われることが多い方法です。

坐禅の基本に「数息観」というものがあります。呼吸の数を数えることに集中する、という方法です。呼吸に合わせ、心の中で1から10まで数えます。途中でぼーっとしたり、考え事をしたりしたら、また1に戻って数え直してください。何度か繰り返していると、次第に心が落ち着いてきます。

「忙しい」という字は、「心」を「亡くす」と書きます。心が今ここではないところにあると、心がざわつきます。例えば仕事をしながら、今日の夕食のことが気になっているとします。今やっていることと、意識していることは違いますよね。心ここにあらずの状態です。今やっていることに意識を持ってくることができたら、心は落ち着いてきます。仕事をしているときは、夕食のことが気になったとしても後で考えることにして、仕事のことだけに意識を向ける。これが心が「今ここ」にあって、マインドフルネスといわれる状態です。

私たちは気になることがあると、今に集中できないときがあります。人から言われた一言、ネットでみたニュース、人のSNS投稿……。私たちは外からの刺激によって、心がざわくことがあります。そんなときは、数息観を行ってみてください。今、気になっていることを手放せます。次第にざわつく心が落ち着いてくるのを感じられると思いますよ。

心の整え方について知りたいことがあれば、お聞かせくださいね。

投稿者プロフィール

たなかえり
たなかえり陰陽五行講師/マインドフルネス講師
「職場のストレスマネジメント」と「企業の離職率対策などの健康経営」をサポート。ひとりひとりの健康が会社を支える!
一般社団法人マインドフルネス瞑想協会認定講師。企業・団体にてヨガ・瞑想の指導経験は豊富。
パラレルキャリア専門エール通信

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