相続遺産はなんでも貰える!?

こんにちは!教養部門 お金(相続)ライターの有賀郁子です。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。今日は、相続で受ける財産についてです。

パラレルキャリア

相続が発生すると故人の財産を受け継ぎます。財産と言えば現金や自宅不動産を思い浮かべると思いますが、他にも多種多様なものが財産としてあります。例えば現金だけでなく、預金や株など有価証券、不動産も自宅は家屋と土地を分けて考えますし、畑や山林、賃借人のいるアパートや駐車場など。貴金属、絵画や骨とう品といった価値のあるもの。ゴルフ会員権や自家用車、家財一式も財産です。みなし財産としての保険金や、会社からの死亡退職金も挙げられます。生前贈与として受けていたものも、3年に遡って相続資産として計算上戻されます。

ここまでに挙げたのはプラスの財産でしたが、中にはマイナス財産もあります。住宅ローン、車のローンやクレジットカードの支払い残などです。残念なことに、プラスの財産だけ受け継ぐことはできません。そこで相続の方法として、プラスの財産とマイナスの財産それぞれの価値、価格を出し、次の3つの方法のどれかを選びます。

単純承認
プラスの財産が圧倒的に多い時に選択します。プラス試算もマイナス資産もすべて相続し、マイナス資産は精算します。

相続放棄
マイナスの財産が圧倒的に多い時に選択します。プラスの資産があっても放棄することになります。

限定承認
どちらが多いのか分からないときに選択します。プラス資産の範囲内で、マイナス資産を継承し精算します。

どれも、資産の内容が分からないと選択できませんね。相続の準備は、元気な時から資産の整理整頓や棚卸をしておくのが理想です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

投稿者プロフィール

有賀郁子
有賀郁子合同会社インクリースオフィス代表者/ファイナンシャルプランナー&相続士
37歳の時、父の病をきっかけに、地元長野県に帰る。父の介護と他界、そこで遺されたお金を母の生活費のために運用しようとするが、リーマンショックもあり失敗。同時に失業で収入を失い、住宅ローンを抱えるという3重苦。
お金のことを知らなかった、だから失ってしまった。そして当時は誰にも聞けなかった経験から、私があの時会いたかったアドバイザーになることを決意し、9年目になります。
1967年4月生まれ。長野県諏訪市在住
セミナーやウェビナーを通して、今の時代の資産形成を「貯蓄セミナー」として伝え、資産を守り賢く引き継ぐために相続を円滑円満にするための相続セミナーも好評です。
パラレルキャリア専門エール通信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です