習慣化の大切さ

教養部門 ライフスタイル ライターの下河内裕子です。
皆さんは、どんな習慣がありますか？

パラレルキャリアで働く忙しい女性は、1分1秒も無駄にできない！というのは大袈裟だとしても、時間が貴重なのは間違いありません。では、時間を有効活用するためになにをすればいいかというと、良い習慣をたくさん作ることです。

女性（女性脳）はマルチタスクが得意と言われています。実際にお味噌汁を作りながら、洗濯機を回して、さらにシンクにたまった汚れ物を洗って、耳では音声で勉強をしている。なんて方いますよね。これ実際には同時に動いているのは耳（脳）＋手だということはわかりますか。右手と左手で違う作業をするというのは脳トレの域に入るぐらい難しいことです。勉強の方は耳から入った情報を理解しようと脳を働かせています。一方で、料理や洗濯や洗い物などは、考えなくてもできること。つまり習慣になっていることなので同時進行が可能なのです。

私が結婚して、人生で初めてお味噌汁を作った時のお話です。夫婦二人分のお味噌汁を作るのに、2時間近くかかりました。出汁の取り方、ネギの切り方、具の組み合わせ、お味噌の量や溶かし方など、知らないことだらけだったので全部本で調べるところからスタートでした。この時には、勉強しながら作る余裕なんて1mmもありません。必死に格闘して作ったお味噌汁は、今なら10分もあれば（出汁は出汁パックを使っています）できてしまうのは、主婦歴20年の間に作り続けて習慣になっているからです。

このように習慣になっていれば考えなくてもできるので、同時進行しやすいというメリットが生まれます。そしてもう一つ、悩む時間がいりません。思い腰さえあげてしまえば、さっと短時間でできてしまう。これこそ習慣化の最大のメリットなのです。

私は片づけも教えていますが、片づけが習慣化できていない人がとても多く、片づけられない自分を自己否定する姿をたくさん見てきました。片づけも同じで習慣にしてしまえば、たとえ散らかったとしてもあっという間に終わります。部屋が整っていると、とても気持ちがいいですよね。

習慣になるまで続けること

これこそが人生を豊かにするために最も大切な行動ではないでしょうか。