マインド部門 心の健康管理 こころとからだを心地よくパーソナルヘルスコンシェルジュの山崎明美です。
からだに柔軟な筋肉があることが、からだの動きを支えたり、なめらかにしたりするように、心にもしなやかで柔らかい受け止め力=筋力をつけることで、自分の感情を柔軟に安定して扱えるようになります。今回は、しなやかな「こころの筋力」の土台を作るセルフケアをご紹介いたします。
1. 「好き」の感情を大切にするあなたの「好き」は、どこに向いていますか?
モノ・コト・ヒト、場所、季節、恋・・・。夢中になれたり、ちょっといいなと思ったり、「好き」な気持ちが湧いたら、その気持ちを味わってみましょう。ただ味わうもあり、さらに追究するもあり、恋焦がれるもあり、さらっと他に行くもあり。「好き」は自由です。
2. 笑ったり、泣いたり
笑うと、“ハッピーホルモン”と呼ばれるセロトニンが分泌され、こころやからだのリラックスにつながります。泣くと、鎮静作用が大きいホルモンのエンドルフィンが分泌され、苦痛を和らげる効果があります。
さらに、涙には“ストレスホルモン”といわれるコルチゾールの分泌を低下させ、ストレス成分を体外に出す作用があります。だから、泣いた後に、スッキリした気分になるのですね。
3. 深く呼吸する
2の“ハッピーホルモン”のセロトニンは、呼吸でも分泌されます。ため息でもいいのです。息を吐ききると、深く息が吸えます。ヨガや瞑想がいい理由の一つもこれ、“深い呼吸”です。さらに、セロトニンが原料になって、メラトニンが合成されると、成長ホルモンが分泌されます!若々しさにもつながりますし、日中のセロトニンの分泌は夜の自然な眠りを導いてくれます。
4. 脳と心を休ませる
現代の生活は「スリープモードで動いている」といわれます。いつでも、直ぐに動けるようにスタンバイしている状態ということです。職場では、呼ばれたらすぐに返事をして動いたり、乳幼児がいたら、夜中でも泣き声にすぐ起きたり、まさにコンピューターのスリープモードのよう。
このスリープモードの維持には、脳全体で使うエネルギーの8割が必要、という説があります。だから、脳を休ませることが大切なのですね!例えば、瞑想法の一種で、「今、ここだけ」を意識するマインドフルネスは、心を休ませることにつながります。
ここまで読んで、お気づきの方もいらっしゃるでしょう。これらの4つは、自律神経のバランスを整えるポイントです。自律神経のバランスが崩れると、睡眠の質だけでなく、トータルパワーが低下します。メンタルヘルスの低下はからだの状態にも影響します。
泣いて、笑って、深呼吸!
あなたの感情は、どれも大切なもの。自分の感情を意識してみてください。自律神経系を整えて、こころのしなやかな筋力へのウオーミングアップを、日々、ちょっとずつしていけるといいですね。
投稿者プロフィール
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保健医療、公衆衛生の世界で活動してきました。
この観点からみる、「どう生きるか?」という問いを、ずっとしているように思います。
「健康」は、何かを達成する”手段”です。
どんな状態のこころとからだも、変化がうまれます。
こころもからだも、(特定の場合を除き)、
したようになっていく、といえましょう。
自分を、自分が思うように、この世に活かしたいのであれば、
自身の心身にフォーカスする時間が必要ですし、大切です。
時々、自分のこころとからだをみつめ、整える、
このことを行う伴走者としての、パーソナルヘルスコンシェルジュ®です。
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そして、生き方の多様は、性の多様性でもあり、
国によっても、また時代によっても大きく捉え方が変わるので、
きちんと語る場を創って行くことの大切さを感じています。
社会の中のパートナーシップは、なんでも大切なものですが、
恋と愛と情のパートナーシップは素敵でもあり、
ときに人を悩ませます。
ことに、性が関わる時など。
大人がハッピーでいることは、次世代に影響していきます。
大人がハッピーでいるために、こころとからだの健康や性の健康は重要ポイントです。
私がこの道へ進む、そのきっかけは、自分の思いとは別なことから。
でも、それがいつしか自分の歩む道になっていたような。
だからでしょうか、
どう生きるのかを「考える」ことを、ずっとしてきたように思います。
「ものを考えるということを、しっかりやってみよう」と伝えています。
これは、自分の強さと弱さを味方に、しなやかに生きるヒントかもしれません。
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