ヘルス部門 「プレ更年期世代からの健康」のライターパーソナルヘルスコンシェルジュ®、山崎明美です。さて、テーマの「プレ更年期」とは、いつの時期でしょう?
更年期前の「プレ更年期」にどんなことをしていくといいでしょう?
今日は、この2つについて、お伝えいたしますね。
「プレ更年期」は医学用語ではありません。
「更年期」の前、35歳~45歳を、更年期に向かう緩やかな変化の時期
=プレ更年期ということがあります。
そして、医学的には45歳~55歳を「更年期」と考えます。
この更年期に、どんな体や心の変化が起きるか、ご存じですか?
「閉経」を思い浮かべる方は多いでしょうか。
更年期には、さまざまな症状が生じることがあります。
これらの変化を一言にするなら、
「潤いが無くなる」でしょうか。
え~っ!!と、ドキッとしました? うれしいことではないですよね。
実際には、潤いがゼロにはなりませんが、全身の各部位の潤いは結構な減少傾向になります。
閉経は、エストロゲンの急激な減少による一つの事象です。
プレ更年期から全身的に起きるのは、女性ホルモンのエストロゲンという、
体を守ってくれていた「潤い」が減る、ということです。
このエストロゲンの減少は、個人差がありますが、
30代からエストロゲンの減少はゆっくり始まり、
プレ更年期世代で、さらに、じわじわ減少しています。
外見でわかる部分から、体の内部で、粘膜の潤いや柔軟性にも関わってきます。
ーお肌のハリがなくなった?
ーお肌の透明感が減ってきた?
ー顔のたるみがなんだか気になる?
ー腿(もも)の筋肉の張りが減ってきた?
ー健診で、高脂血症の数値が気になる?
ー膝の曲げ伸ばしに引っかかりを感じることも?
ーときどき、くしゃみや動作で漏れが出てきた?
でも、安心してください。
体には、女性ホルモンの減少を補うしくみが、ちゃんとあるのです。
女性ホルモンが減少すると、骨や筋肉から、女性ホルモンに似た物質が分泌されるのです。
元のホルモン量には及びませんが、少しずつ補ってくれます。
この代替作用を高めるのに、効果的なことがあります。
それは、まずは2つ。
睡眠と定期的な運動です
睡眠は、特に、22時から2時の時間帯に寝ていると望ましいです。
成長ホルモンが出るからです。
おとなにも、成長ホルモンが出ているのです。
骨への適度な刺激は、骨量を保ちますし、先述のホルモン分泌も促します。
YouTubeなどを見て、オンラインでからだを動かすのもいいですね。
”推し”と一緒に、ダンス、なんてのもいいかも。
この2つは、プレ更年期からスタートして欲しいことです。
できるなら、プレ更年期から、していただき、習慣化できるといいですね。
1日坊主、3日坊主を繰り返して、思い立ったらする、そして習慣に。
プレ更年期世代は、仕事では部下・管理職・先輩・後輩、妻や恋人、母、娘、などの
いくつもの顔を持ち、忙しい方が多いでしょう。
おそろしいほど早く時間が過ぎてゆくかもしれません。
夜寝る時刻が遅い方も多いように感じます。
私の39歳の後輩、夜寝ることが24時過ぎも多く、
理由を聞いたら、「家事が終わらない」と言っていました。
ですので、体と心のケアの時間をとるには、スケジューリング、
そして物事のこなし方・考え方がキイかもしれません。
更年期をごきげんで、心地よく過ごすことは可能です。
プレ更年期から整えていけるといいですね。
そして、いま、更年期の方も同じ。
前述の2つは、更年期世代にはもっと重要です。
いい睡眠と体への刺激、続けていきましょう。
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投稿者プロフィール
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保健医療、公衆衛生の世界で活動してきました。
この観点からみる、「どう生きるか?」という問いを、ずっとしているように思います。
「健康」は、何かを達成する”手段”です。
どんな状態のこころとからだも、変化がうまれます。
こころもからだも、(特定の場合を除き)、
したようになっていく、といえましょう。
自分を、自分が思うように、この世に活かしたいのであれば、
自身の心身にフォーカスする時間が必要ですし、大切です。
時々、自分のこころとからだをみつめ、整える、
このことを行う伴走者としての、パーソナルヘルスコンシェルジュ®です。
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そして、生き方の多様は、性の多様性でもあり、
国によっても、また時代によっても大きく捉え方が変わるので、
きちんと語る場を創って行くことの大切さを感じています。
社会の中のパートナーシップは、なんでも大切なものですが、
恋と愛と情のパートナーシップは素敵でもあり、
ときに人を悩ませます。
ことに、性が関わる時など。
大人がハッピーでいることは、次世代に影響していきます。
大人がハッピーでいるために、こころとからだの健康や性の健康は重要ポイントです。
私がこの道へ進む、そのきっかけは、自分の思いとは別なことから。
でも、それがいつしか自分の歩む道になっていたような。
だからでしょうか、
どう生きるのかを「考える」ことを、ずっとしてきたように思います。
「ものを考えるということを、しっかりやってみよう」と伝えています。
これは、自分の強さと弱さを味方に、しなやかに生きるヒントかもしれません。
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