教養部門 支援ボランティアライターの石川ヒロ子(いしかわひろこ)です。
私は福祉サポーター養成講座に参加しただけで視覚障害者の移動支援をした経験はありません。
先日の講座で忘れがちだけど大切だと思ったことがあったのでシェアしたいと思います。これは実際に視覚障害者の移動支援をされているAさんがお話されていたことです。
目の見えない、もしくは見えにくい視覚障害者の移動支援するときに要するスキルは幾つもあります。そのスキルとは別に、実際の生の声として1番求められている事ととは何だと思いますか?少し考えてみてくださいね。
例えば、、必要書類を受け取りに市役所に行くとしましょう。家をでてタクシーもしくはバスに乗り市役所へ行き用事を済ませて帰宅する。こうした外出のなかで視覚障害者の方々がよく訊ねることがあったそうです。
さて、何だと思いますか?
利用者さんは何を知りたいと思うのか?
私は全くわかりませんでしたが、それは【名前】だそうです。出先や窓口等で対応してくださった方のお名前が知りたいそうなんです。確かにそうですよね。感じがよければまたお願いしたいですし、次に利用する際に名前がわかればスムーズに事が運ぶかもしれません。その都度事情を話す手間も省けます。Aさんも最初は意識してなかったそうですが「あの時に担当してくれた人のお名前は?」と聞かれてはじめて気がついたそうです。それからは意識的に担当者の名前を確認するようにしたそうです。
今日の外出で対応してくれたのは、タクシー運転手の○○さん、バス運転手さんの○○さん、窓口の○○さん、スーパーのレジの○○さん、など、名前を知るだけで世界が拡がりますよね。「相手の名前を知る」という事は、こうした役割もあるのだと知りました。
ただ実際は名札が
- 小さく見えにくい
- 隠れて見えない
- つけてない
というケースも多いそうです。
顔が見えないからこそ、相手の名前を知りたい。名前だけが頼り、ともいえそうです。もしお仕事で名札をつけている方は位置に配慮したり、名札がない場合は丁寧に名乗ることも思いやりの1つですね。
電話対応も同じで会社や店名だけ伝えられるより名前までわかった方が安心するのではないでしょうか?違った視点からの意見は私にとっても考えるキッカケになりました。日常生活においても気持ちに寄り添える人でありたいです。
投稿者プロフィール
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美容業界26年、述べ3万人以上の女性の悩みに携わる。角膜潰瘍で2度の緊急入院を経験したことで、予防美容に力を入れ健康美をサポートをしています。
(https://www.kogaoesthe.com/)
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