少数派の仮想世界体験 〜社会が障害を作っている?〜

教養部門【支援ボランティア】ライターの石川ヒロ子(いしかわひろこ)です。
相手の立場で考える。視点をかえる。ビジネスでも、夫婦や親子関係でもコミュニケーションの基本として何度も、何度も、何度も!聞いたことがあるかと思います。

これを社会生活そのものにあてはめた事はありますか?

毎日の暮らしがあたりまえすぎて、自分視点でしかなかったのですが…[バリアフルレストラン]という取り組みを知り、社会が障害を生んでいるという事に気がつきました。

※バリアフルレストラン

「車いすユーザーであることが当たり前」「二足歩行する人が障害者」な社会を前提としたレストランです。今の社会における多数派と少数派をひっくり返した仮想世界を通して、障害は社会の仕組みから作り出されている、ということの体験を目的としています。

日本の障害者人口の割合は、身体障害・知的障害・精神障害の3つが存在し、人口の【約8%】と言われています。 
Wikipediaの最初の1文には「身体の損傷、活動の制約、参加の制限が含まれる包括的な用語である。〜略」と、ありますが、読み進めていくと…? 

損傷は身体における機能もしくは構造に対するものを指し、活動の制約は個人が仕事や行動を行う際に直面する困難を指し、参加の制限は個人が生活する中で体験する問題である。したがって、障害は複雑な現象であり、ある個人の肉体が持つ特徴と、その人が生きる社会の特徴とがもたらす相互作用の反映である。

最後の1文【その人が生きる社会の特徴とがもたらす相互作用の反映である】と結ばれています。そうなんです!身体や機能だけの事ではなくて【どういう社会で生きているのか?】が関係してくるのです。 

近年は『最初からみんなに使いやすいものをつくろう』というユニバーサルデザインが広がっています。ですが「大多数派のあたりまえ」の視点でつくられた社会がまだ主流。障害者【約8%】少数の「ちがい」に優劣や上や下は関係ありません。

そう気づかせてくれた二足歩行者が障害者という前提のレストラン。バリアフルレストランの体験記を読むだけでも「ちがい」がある前提で社会をみるきっかけになると思います。興味を持たれた方は、ぜひ『バリアフルレストラン』で検索してみてくださいね!

今回の記事で何か感じたことなどあれば是非コメント欄で教えてください
^^ 

※2020年2月13日〜15日の3日間「誰もが誰かのために共に生きる委員会」が「バリアフルレストラン」を東京大学本郷キャンパスにて開催。
共催:東京大学大学院教育学研究科附属 バリアフリー教育開発研究センター
運営:公益財団法人日本ケアフィット共育機構

興味を持たれた方は、ぜひ検索してみてくださいね!

投稿者プロフィール

石川ひろこ
石川ひろこ小顔矯正&INDIBAエステ [Terutawa 's Door/トゥルタワの扉]代表
美容業界26年、述べ3万人以上の女性の悩みに携わる。角膜潰瘍で2度の緊急入院を経験したことで、予防美容に力を入れ健康美をサポートをしています。

(https://www.kogaoesthe.com/)
パラレルキャリア専門エール通信

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