マインド部門 脳科学ライターの
大和田明子(おおわだ あきこ)です。
「人の悪口を言ってはいけません。」親や、学校の先生に言われましたよね。分かっちゃいるけど、我慢できない時もありました。あなたはどうですか?
「悪口を言われたら悲しいでしょ。だから人の嫌がることはしてはいけないよ」
と私は習いました。
でも、脳科学的には、それだけではないんです。言われた人が悲しむからだけではなく、あなたにとって不利益があるから、あなたに良くないことが起こるから言ってはいけないんです。
さて、どうして?
私達の脳は面白くて、すごく頭がいい部分と、頭が悪い部分があるんです。
なんと、人間の脳の潜在意識は「主語」を理解できないのです。
主語が、分からないので、〇〇さんて意地悪ね=自分に「意地悪ね」と言ってる事になる。〇〇君て性格悪いね=自分が「性格悪いね」。ばかやろう=自分自身に「ばかやろう」。こんなことも分からないの。あなたバカね=自分自身に「バカね」。
人の悪口を言っているつもりが、自分を悪く言って、どんどんおとしめています。
例えば、おうちの方が、お子さまに罵声ばかり浴びせていると、お子さまが、自分に自信を持てなくなり、問題行動をする確率が上がります。6歳までは特に潜在意識に刻まれるので、声掛けには一段と注意が必要です。同時に同じことがおうちの方にも起こっているんです。罵声を聞くのはおうちの方も同じ。
どんどん自分に自信が持てなくなり、自己肯定感が下がって、負けまいといばったり、ますます、人の悪口を言って、周りの人の評価を下げて自分が価値ある人間だと思い込もうとします。そうなると、もっとエスカレートして罵声を浴びせてしまう。
人を呪わば穴2つ。人を呪う時には、相手のと、自分のと、両方の墓穴を開けるくらいの覚悟をしてからという意味。昔の人、分かってますね。
逆にほめ言葉はどうでしょう。
ありがとうございます。
あなたといると楽しい。
〇〇ちゃんは優しいね。
〇〇君は性格がいいね。
人をほめればほめるほど自分の潜在意識が喜ぶ。なぜかって、自分が褒められてるから。どんどんHAPPYにまっしぐら。その効果、もうわかりますよね。
「ありがとうございます」といつも感謝している人は、自分に対して「ありがとうございます」と自分を認めて感謝しています。自分が好きになって、自己肯定感がアップ。周りの評価もあがり、居心地もアップ。
悪口を言いたくなったらぐっとこらえて、そして、ほめ言葉はたくさん聞かせてあげて下さい。
脳科学、すごいんです。
どんどんご紹介していきますので、お楽しみに
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