相続税を賢く節約するには?

お金部門(相続)ライターの有賀郁子です。
今回から数回に分けて、今まで築いてきた自分の資産を、いい形で残し受け渡していくための方法をお伝えしたいと思います。

今まで受け継ぎ、築いてきた資産が大きく目減りする⁉
それが相続の時に起こります。税金の高い日本で、よく「財産は三代残らない」といわれます。確かにその通りなのです。

しかし、こんな話を聞いたことがありませんか?
「海外の大富豪は、代々資産を受け継ぎ、子々孫々の代まで大富豪」この違いは何から生まれるのか?私は主として2つの理由があると思います。

その一つが税制の違いです。日本に住む私たちが、当たり前だと思っている税金の一つが相続税。
しかし、国によっては相続税の無いところもあるのです。相続税のある国に住む私たちは、資産を賢く継承していくことが必要です。高い相続税を少しでも抑えるには、早くから動き始めることが大切です。
それは、亡くなった時点でその人の資産は確定されるからです。相続税の節税方法は以前から高い需要がありますが、国税は相続税を大切な財源としています。ですから節税方法に合わせるように税制は変わります。以前は有効だった節税方法が、今ではしっかり課税されることもあるのです。

因みに、よく「節税対策」という言葉を聞くと思います。節税したい人が使うことが多いのですが、実はこの言葉は国税側が使う言葉で、節税方法に対応する策というのが本当の意味です。脱税は犯罪ですが、節税方法は税制ルールに則って考えられています。そしてこれからも税収を上げたい側と、資産を残したい側の攻防は永遠に続きます。

投稿者プロフィール

有賀郁子
有賀郁子合同会社インクリースオフィス代表者/ファイナンシャルプランナー&相続士
37歳の時、父の病をきっかけに、地元長野県に帰る。父の介護と他界、そこで遺されたお金を母の生活費のために運用しようとするが、リーマンショックもあり失敗。同時に失業で収入を失い、住宅ローンを抱えるという3重苦。
お金のことを知らなかった、だから失ってしまった。そして当時は誰にも聞けなかった経験から、私があの時会いたかったアドバイザーになることを決意し、9年目になります。
1967年4月生まれ。長野県諏訪市在住
セミナーやウェビナーを通して、今の時代の資産形成を「貯蓄セミナー」として伝え、資産を守り賢く引き継ぐために相続を円滑円満にするための相続セミナーも好評です。
パラレルキャリア専門エール通信

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