センスがない人はおしゃれになれないのか?

美部門 ファッションライターの川口香織です。
身近に、オシャレでセンスがある人はいますか?彼らはおしゃれのツボを押さえています。

「この服は似合う・似合わない」

感覚的にそれを判断する。それは服装に関する複合的な要素を、無意識にパパッと感じとっているからです。センス、先天的才能です。ではセンスがない人はおしゃれになれないのか?
そんな事はありません。理論がわかれば、どなたもオシャレで素敵になれます!

重要なのは、服の要素を分解して、分析すること。服の要素は、大きく分けて、①色、②柄、③形、④素材、です。

自分に似合う色ってなんだろう?
自分に似合う柄はどんな柄?
知りたくありませんか?

分析によって、後天的にファッションセンスを磨くことができる。分析には比較が必要です。似合う色、似合わない色、似合う柄、似合わない柄・・・・などと比較して「自分にピッタリ」なものを見つけていくのです。分析する際に気をつけるのは、変数は1つにすること。

私は理学部の出身で、いわゆる理系女子です。修士研究は、「一酸化臭素のオゾン破壊の反応速度が温度によってどう変わるか※」でした。ここでの変数は温度。気圧・濃度などのその他の条件は固定していました。ファッション分析にも同じ方法を適用します。たとえば、似合う柄を見つけたいのであれば、その他の色・素材・形は同じ物で比較する必要があります。一つ一つを分析することで、「自分に似合うもの」「自分に相応しいもの」がハッキリとしてきます。

人間は様々な能力を後天的に身につけられます。たとえば英語。ネイティブだから英語が話せる人もいれば、猛烈に勉強した結果に英語スキルを手にした人もいる。
「どんなに努力しても、英語ネイティブに勝てないから・・・。」
私はそんな理由で英語の勉強を諦めませんでした。留学中は、生き残るために英語は必須だったのです。

外国語として英語を学ぶ時、主語・動詞・形容詞・名詞と、文章を分解して一つ一つを学びます。ファッションも同じなのです。

「努力してもどうせ、センスのある人には勝てないから・・・・」

そんな風に諦めないで!生きていくためには、服は不可欠です。英語を話せなくても生きていけますが、服を着ない日はありません。どうせだったら、自分が素敵に見える、自分を好きになれる服を着ませんか?

「何を着ていいのかわからない」からと、無難なお洋服を着ていると、その方の人生も「無難な人生」になる。トレンディーな服とは、流行という他人が作った装いです。流行を追った服装ばかりを着ていると、「流行を追いかけるミーハーな人生」になります。

パラレルキャリアを目指す皆様は、きっと自分軸を持ってる。それに合わせた服装を身にまとってみませんか?

貴方に相応しいファッション。その答えは、自分を見つめ、服と向き合い、比較分析すると見えて来ます。

投稿者プロフィール

川口香織
川口香織自分を好きになるための理系ファッションアドバイザー
自分を好きになる理系ファッションアドバイザー
イギリスかぶれ/江戸っ子/2児の母
Anglicised Japanese/Mother of two girls

理系ファッションアドバイザー・講師・ライターをしています。2019年までIT企業の会社員でした。元々理系オタクでオシャレに疎かった私だからこそ、理系だからこその切り口でファッション分析や解説をしています。
(https://kaorik.hatenablog.com/)
パラレルキャリア専門エール通信

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