ドアをノックする回数は本当に決まっているの?日本の基準と世界の基準は少し違う見解に

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今日はドアをノックする回数についてご説明をしていきます。

お仕事をされている方ならドアをノックする回数の違いをご存知ですよね。

2回はトイレ、3回は部屋に入る時の許可を求める時

先日、ある企業様での新入社員研修でビジネスマナーをご説明していた時に、受講者の中から思いがけない質問をいただきました。

「何故回数が決まっているのですか?そもそも起源は?」と思いがけないご質問でした。

ノックの回数について私はそのまま理由も知らずに教えられた通りの事しかお伝えしておらず「回数の違いの理由や起源」について詳しくは知りませんでした。

その時には正確なお返事ができなかったので、一旦持ち帰り翌日にお返事をするお約束をして調べたら面白い事が分かりました。

インターネットである方が様々な文献を紐解き詳しく調べられていた方がいらっしゃりその方のサイトを参考にさせていただきました。

※参考にさせていただいたサイトは「キミスカ就活研究室」

まず、ノックの回数は国際儀礼と言われるプロトコールでは定められてはいないという事です。確かに、私の通ったフィニッシングスクールでもプロトコールに準じるとは教わりませんでした。海外の映画やドラマをご覧になった時に俳優さんは必ずノックは「3回」されていますか?答えはNOです。2回の時もあれば5回の時もあり、目的に合わせて回数を分けているのは日本だけという事が分かりました。

なぜ、2回はトイレで3回はお部屋に入る時の許可を求める時になったかと言うと、就職活動でのマナースクールの講師の方が始まりで更に辿っていったときにはある航空会社の客室乗務員の方々の中での使い分けだったようです。客室乗務員だった方がマナースクールの講師をされた時にそのまま同じルールをお伝えしたことから就職活動中の方の中で常識のビジネスマナーとして伝わりました。

次に驚きだったのがノックの回数は1回から4回まであり回数によって意味が違っていました。こちらはノックの歴史について1833年にイギリスで発行されたマナー本「The Magnolia Or Literary Tablet」の中で「ロンドンにおけるノックのマナーは、どんな地位の人間がいるか」という事が書かれていました。

ノックをするときに回数によって、「入ってもよろしいですか?」と許可を求める意味合いと「ドアを空けなさい」という命令の意味合いがありました。回数が多くなるにつれて、地位が高い方になってきます。

ちょっとした新入社員の方の疑問を投げかけてくださったお陰でとても興味深い事が分かり、何事においても興味や疑問を持つことの大切さを教えていただきました。

最後までお読みくださりありがとうございます。

※本日は「玄関の上がり方、靴の揃え方」の特典動画をご用意いたしました。

投稿者プロフィール

砂田ちなつ
砂田ちなつAtelier Juillet 代表
◆女性をファッション、マナー、メイク、立ち居振る舞い、プロフ写真撮影からマインド設定まで“砂田ちなつ流 オールインワンブランディング”でサポートし、『なりたい』自分にブラッシュアップできるサロンオーナー
◆趣味は旅行で、18か国 52都市を今までに訪問
◆フランス、イタリアなどの大使公邸でのパーティーやお茶会へも毎年参加
◆戦略的SNSブランディンディングの専門家
 集客を不要にする継続サポート納品中
◆エールプロジェクトbyパラレルキャリア推進委員会
 ライター「グローバルマナー部門」担当
(https://www.a-juillet.com/)
パラレルキャリア専門エール通信

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