自分の人生を生きる選択

マインド部門 心の健康管理ライター 山崎明美です。
今日のテーマは<自分の人生を生きる選択>についてです。

皆さんは「起きて半畳 寝て一畳」という言葉を聞いたことがありますか?人間が生きる上で、「起きている時は半畳、寝ている時は一畳で事足りる」という意味です。したいことをする、付き合いたい人と付き合う、食べたいものを食べる、着たいものを着る、住みたいところに住む。こうしたシンプルなことが、実際はそう簡単ではなかったり、複雑になってしまったりします。

そもそも、「自分の人生を生きる」とはどういうことなのでしょうか。

私は「自分で選択する」ことが大切だと考えています。しかしコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授は、「選択の科学」という著書の中で「現代は選択することについて、大きな課題がある」と述べています。彼女の研究によれば、「選択肢が多すぎると、人は選択することを放棄してしまう」とのこと。

この研究結果を聞いて思い出したことがあります。
私は学生時代、靴の専門店でアルバイトをしていました。そこで分かったのは、多くの靴をお試しいただいたお客様は、最終的にご購入いただけない可能性が高いということ。逆に、お客様の希望を丁寧にお伺いし、それに合った靴を2、3足お試しいただいた場合は、高い確率で購入していただくことができました。

都会では物を1つ買うにしても、たくさんの選択肢が存在しています。けれど結局私たちは決まったメーカーのものを買い続けている場合が多い。あるいは、自分が欲しいものをセレクトしてあるお店を選ぶという場合もあります。

例えば、スーパーマーケット。1、2種類の品揃えで満足するのは難しいと思いますが、6〜10種類の品揃えがあれば、商品を選ぶのは楽しく、満足度が高くなります。
アイエンガー教授の研究結果でも、ジャムを24種類紹介した場合と6種類紹介した場合では、6種類紹介した場合の方が購入者は多かったそうです。この研究結果から、人の購買意欲には「選びやすさ」が関係しているということが分かります。

さて、私たちは今、人生においても多くの選択肢を持っています。時間や経済面で制約がある場合もありますが、様々な選択肢が可能です。「生きがい」に関しても、「持つ・持たない」を含めて、自分で自由に選択することができます。一方、選択肢があるからと言って、「何かを自分で選ばなくてはならない」という訳でもありません。私たちは「選択」において「自由」です。

しかし「自由」であるが故に戸惑うこともあります。エーリッヒ・フロムが書いた『自由からの逃走』にはこのような記述が。

近代人は自由の重荷からのがれて新しい依存と従属を求めるか
あるいは人間の独自性と個性にもとづいた積極的な自由の完全な実現に進むか
二者択一に迫られる

このコラムを読んでくださっている皆さんの中にも、今人生の選択を考えている方がいらっしゃるかもしれません。先ほども書いたとおり、選択肢があるからと言って、「選択しなければならない」という訳ではありません。流れにふんわり乗ってみるというのもいいと思います。私自身、勧められたことに、深く考えずに乗って今の人生があるような気もします。

ただ、「自分が決めた」という思いが少しでもあると、そこには「覚悟」が生まれるます。「相手を責めるのではなく、自分が変わる方が物事を変えていける」というはよく言われることですが、それは「自分が決めた」という「覚悟」があるからではないでしょうか。

選択には「頭で考えること」と「心で感じること」のどちらも大切。頭で考えて決めたことを、心で確認し受け止めるというステップが必要だと感じています。選択は自由ですし、何を選んでも悪いということはありません。そこにあるのはただ、あなたが「選択したという事実」だけです。
そして、「違ったな」「失敗したな」と思ったら、そこでまた選択をすればいい。自分の選択を、自分が責めないこと。自分の選択に心が納得できると、人は安定します。

〔こころのケア〕
「自分が決めた」と納得して選択すること。
時間がかかったとしても、それがあなたの未来を創ります。

投稿者プロフィール

YamazakiAkemi
YamazakiAkemiパーソナルへルスコンシェルジュ®
保健医療、公衆衛生の世界で活動してきました。
この観点からみる、「どう生きるか?」という問いを、ずっとしているように思います。

「健康」は、何かを達成する”手段”です。

どんな状態のこころとからだも、変化がうまれます。
こころもからだも、(特定の場合を除き)、
したようになっていく、といえましょう。

自分を、自分が思うように、この世に活かしたいのであれば、
自身の心身にフォーカスする時間が必要ですし、大切です。

時々、自分のこころとからだをみつめ、整える、
このことを行う伴走者としての、パーソナルヘルスコンシェルジュ®です。

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そして、生き方の多様は、性の多様性でもあり、
国によっても、また時代によっても大きく捉え方が変わるので、
きちんと語る場を創って行くことの大切さを感じています。

社会の中のパートナーシップは、なんでも大切なものですが、
恋と愛と情のパートナーシップは素敵でもあり、
ときに人を悩ませます。
ことに、性が関わる時など。

大人がハッピーでいることは、次世代に影響していきます。
大人がハッピーでいるために、こころとからだの健康や性の健康は重要ポイントです。


私がこの道へ進む、そのきっかけは、自分の思いとは別なことから。
でも、それがいつしか自分の歩む道になっていたような。

だからでしょうか、
どう生きるのかを「考える」ことを、ずっとしてきたように思います。

「ものを考えるということを、しっかりやってみよう」と伝えています。
これは、自分の強さと弱さを味方に、しなやかに生きるヒントかもしれません。
パラレルキャリア専門エール通信

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