朝スッキリ目覚めるためのコツ

ヘルスケア部門 姿勢・体の使い方ライターのみちのえみこです。
姿勢科学をベースに、働く女性のみなさんのお役に立つ姿勢のお話をお届けします。今回は「朝スッキリ目覚めるためのコツ」をお伝えします。


中国・唐の時代の詩人、孟浩然の詩の冒頭「春眠暁を覚えず」から、
日本では「春は眠るのが心地よい」「この時期の朝は目覚めにくい」といったイメージがあります。
 
私たちの体は、生物として、自分の体内環境を常にいつもどおりに保って
約60兆個の細胞が正常に働くようにしています。
私たちはそうやって自分自身の体に守られているのです。
 
春は温度湿度など気候だけでなく、会社や学校などの環境でも変化が大きい時期です。
変化や刺激が大きい時にはそれに対応するために体はとても疲れます。
この時期に眠い、というのは、イメージだけでなく、
体が疲労回復のためにいつも以上に休息を求めている、ということでもあります。
 
  
睡眠には、
 ①脳をしっかり休ませ、体をメンテナンスする
 ②自律神経やホルモンバランスを整える
 ③記憶を整理して定着させる
 ④免疫力を上げて抵抗力を高める
 ⑤脳の老廃物を除去する
という役割があります。
  
逆に言えば、睡眠が不足すると、
〇脳と身体が回復しない
〇自律神経やホルモンのバランスが崩れる
〇記憶力が低下する
〇免疫力が低下する
〇脳の老廃物が蓄積される
ということが起こります。
  
いつも疲れている、
なんとなくいつも体調がすぐれない、
集中力や注意力が維持できない、
忘れっぽい、風邪を引きやすい、
などが気になる人は、
睡眠が不足していることも多いです。
 
朝スッキリ目覚めるためには、
「眠る」と「目覚める」を
セットで考えることが大切です。

★よく眠るコツ
1.眠る90分前にお風呂で体を温める。足湯でもOK。(睡眠前に深部体温を上げる)
2.眠る時に靴下ははかない。(睡眠中に体温を下げる調節ができるように)
3.眠る前にはスマホ操作をしない。(脳を眠りモードに変える)
4.電気は消して暗くして眠る。(メラトニンの分泌を促す)  
 
  
★よく目覚めるコツ
1.朝起きたら光を浴びる(メラトニンの分泌を抑制する)
2.朝起きたら、冷たい水で手や顔を洗い、温かい飲み物を飲む
(深部体温と皮膚体温の差を広げて脳を覚醒させる)
3.朝食を食べて、よく噛む(脳の覚醒を促す)
そして、日中はよく活動する(動く・働く・運動する、など)ことがよく眠り、よく目覚めるためのコツの一つです。
 
 
姿勢をよくするためには、
実は眠っている時間がもっとも大切です。
 
脳が休む時、神経も休み、筋肉は弛緩します。
その時にしっかり体が休める状態で眠れているかどうか、が姿勢を左右します。
 
眠る場所は、あおむけに寝た時に背骨を支えられる硬さ、
筋肉と椎間板が充分に休める形状、寝返りが打てる広さ、であることが理想です。
睡眠時間はとれていても
体が疲れている、体が痛い、という場合には、
睡眠時のマットの見直しが必要かもしれません。
 
 
女性の体は1か月の中でも変動が起こります。
自分の体の状態を感じ、理解できるのは自分自身しかいません。
体の状態を感じ、自分自身で体を知りながら、
変化に対応して、いつもごきげんに過ごしていきましょう!


    

投稿者プロフィール

みちのえみこ
みちのえみこ
愛され姿勢づくりの専門家
40代以上の女性のダイエット研究
姿勢調整師、姿勢科学士
JFCP認定セラピスト
(https://ameblo.jp/happybodyandlife/)
パラレルキャリア専門エール通信

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