ビジネス部門 歴史上の人物ライターの植竹希(うえたけのぞみ)です。このコラムでは歴史的な功績がある女性のエピソードを紹介してきましたが、かなりの確率で勇気の出る言葉も残している方々ばかりです。
そこで今回は、取り上げた人物の中から「勇気とパワーをもらえる名言」をピックアップ。ダイジェストでお送りします!
ココ・シャネル(1883年-1971年)ファッションデザイナー
人生がわかるのは逆境の時 私はひどく往生際が悪い
一度葬られても あがいて もう一度地上に戻り やり直すことしか考えていない
シャネルは、エピソードには事欠かない人物です。孤児院育ち、数々の愛人生活、有名になってからも度重なる恋人の死、従業員4000人のストライキなど…。これは70代で現役ファッションデザイナーとしてカムバックするも、メディアに酷評された時の言葉。その後、アメリカで受け入れられたのを皮切りに大復活を遂げます。
平塚らいてう(1886-1971年) 女性解放運動
生きることは行動することである。ただ呼吸することではない。
らいてうの自叙伝「元始、女性は太陽であった」に書いてある言葉です。青鞜、新婦人協会、戦後の様々な活動。それは世間にとって受け入れ難いもので、継続は困難を極め、思いがけず空中分解してしまうものも多かったのですが、それでも平塚らいてうは行動をやめませんでした。まさに「行動」こそが彼女の生き方なのでしょう。
田部井淳子(1930年-2016年)女性登山家
大事なのは平常心。どういう方法で切り抜けられるか、頭で考えることができるのが人間。
だからそのときにオタオタしない。
エベレストを皮切りに世界各国の名だたる山々を登り続け、1992年には女性で初めて世界7大陸最高峰登頂者の記録を樹立。淳子は登山を通して、人生を語る言葉を残しています。困難がやってきたら、ただ耐えるのではなく「なかなか体験できないこと」としてプラスに捉えて、むしろ楽しむ。一歩一歩確実に前へ進み登り切った、淳子の人生を感じますね。
突然ですが、今回で歴史上の人物コラムは終了です。いままで素敵なコメントをお寄せくださった方々、ありがとうございました。本当に励みになりました!
またいつかonlineまたはoff-line(リアル)でお会いしましょう!
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