マインド部門 心の健康管理 ライターの山崎明美です。
あなたは、モヤモヤすることがありますか? 思い返せば、私はずっとモヤモヤしていたように思います。
自分のふるまいや発言はあれでよかったのか、好かれているのか、嫌われていないか、どんなふうに思われているのか、あの時の発言はマズかったか、自分の性格のどこが悪いのか、なぜ私の気持ちが伝わらないのだろう、なぜあの人はいつも笑顔でいられるんだろう、同僚の方が優秀と思われているのではないか、本当にあの人は私のことを好きなのだろうか等々。
今の私から、この時の自分に「めんどうくさい人だね~」と言いたくなります(苦笑)。こういう気持ちが根底に蓄積されると、否定的な思考傾向、落ち込みやすく、イライラ・不安が湧きがちになります。私もそうでした。この先、明るい晴れ晴れとした気持ちで生きていけるなんてことがあるんだろうか?と、どんより思ったものでした。傍から見れば、前向きにいろいろな活動をしている人に見えたでしょう。実際、仕事でもプライベートでも、やりがいや楽しさを感じていましたが、心底からは自分が安定しないままでした。
効果的な方法は数あれど・・・
このようなモヤモヤを抱える人に、あなただったら、どんなアドバイスをしますか?放っておきますか?それもありですね。でも、自分がじぶんをいつまでも放っておくと、心地よい方向にはいきません。
当時、私は、なぜモヤモヤするのかを“分析”して、対処方法を行おうとしました。自分のこういうところが良くないから直そう、こういう時はあんな風に言わないようにして、こう言う方がいい、うじうじ考えるのを止めようなど。
感情のモヤモヤに対して、
- 悪い面ばかりみないで良い面をみる
- 他人の評価を気にしすぎない
- 自分の感情を否定せず大切にする
- 自分の気持ちを言語化して信頼できる人に話したり、書いたりしてみる
- 自分の本音を伝える
- 身体を動かしたり、環境を変えたり、リフレッシュする(リセット)
- 完璧主義を捨てる
- 人は人、と割り切る
などの対処の有効性が言われています。
ただ、「それが出来れば悩まない」のですよね。すべきことは理解でき、やってはみるけれど、どこかにモヤモヤは残ったまま、心底、安定した自分がいないままです。
基本はシンプル
結局のところ、基盤・土台が安定していると、どっしりした家になるように、恋愛や結婚生活、介護を含め、心が絡む多くの問題・課題も、共通する対応策は、基盤である“自分”を見つめる・知るということです。私の場合も、思春期から、いえ、子どもの頃から続いていたモヤモヤがかなり減ったのは、30代半ばに、自分とはどういう人か、に向かい合った後でした。
自分を知る作業は、多かれ少なかれ怖さや痛みを伴うものです。このタイミングは自然に来ます。これに蓋をすることもできますし、少しずつ向き合うこともできます。プロの手を借りることも有効です。どれも自分が選択できます。無理やりすることではありません。
〔心の健康処方箋〕
こころの安定には、方法論を駆使することと自己基盤の整備をすることは両輪。どちらからでも、いつでも、無理せずあなたが決められる。
投稿者プロフィール
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保健医療、公衆衛生の世界で活動してきました。
この観点からみる、「どう生きるか?」という問いを、ずっとしているように思います。
「健康」は、何かを達成する”手段”です。
どんな状態のこころとからだも、変化がうまれます。
こころもからだも、(特定の場合を除き)、
したようになっていく、といえましょう。
自分を、自分が思うように、この世に活かしたいのであれば、
自身の心身にフォーカスする時間が必要ですし、大切です。
時々、自分のこころとからだをみつめ、整える、
このことを行う伴走者としての、パーソナルヘルスコンシェルジュ®です。
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そして、生き方の多様は、性の多様性でもあり、
国によっても、また時代によっても大きく捉え方が変わるので、
きちんと語る場を創って行くことの大切さを感じています。
社会の中のパートナーシップは、なんでも大切なものですが、
恋と愛と情のパートナーシップは素敵でもあり、
ときに人を悩ませます。
ことに、性が関わる時など。
大人がハッピーでいることは、次世代に影響していきます。
大人がハッピーでいるために、こころとからだの健康や性の健康は重要ポイントです。
私がこの道へ進む、そのきっかけは、自分の思いとは別なことから。
でも、それがいつしか自分の歩む道になっていたような。
だからでしょうか、
どう生きるのかを「考える」ことを、ずっとしてきたように思います。
「ものを考えるということを、しっかりやってみよう」と伝えています。
これは、自分の強さと弱さを味方に、しなやかに生きるヒントかもしれません。
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