美部門 ファッションライターの瀬島京子です。
私はオーダースーツを中心にイメージコンサルタントとして活動しております。この度、年明けにビスポークサロンを開店する運びとなりました。
そんなわけで、今回は私の専門でもあるオーダーメイドについてのお話です。
「オーダーメイド」と聞くと、敷居が高いイメージがあると思います。巷でもたくさんのお店がありますが、その価格はピンキリです。お客様からも何が違うの?とよく質問を受けます。
また、オーダーメイドと言うと、何でもできると思っていらっしゃる方も多いですが、それはフルオーダーのみです。大きく分けてオーダーメイドには3つあります。
●パターンオーダー
サイズ毎にほぼ決まった型紙があり、修正できるのは袖丈や着丈、ウエストなどの大まかなサイズのみ。
●セミオーダー
基本の型はあるものの、全体的に細かな修正が相談可能。
デザインの変更は不可。
●フルオーダー
要望に応じてデザインから相談し、独自の型紙を作成する。
仮縫いの工程も含めて納期は約2〜3ヶ月ほど。
このように、一口に「オーダーメイド」と言っても中身は全く異なりますし、当然価格も違います。オーダースーツまではちょっと…という方には、まずはオーダーシャツがオススメです。
私は身長166センチで腕も割と長いため、市販のシャツでサイズが合うものがありませんでした。ほぼ袖丈も着丈も短い。サイズを上げると、バストやウエストが余る。それが当たり前だったので、そういうものだと諦めていました。
しかし、初めてオーダーしたシャツで袖丈と着丈がピッタリのものを着た時の感動。サイズが合うってこんなに気持ちいいんだ。それはいわば目からウロコの体験でした。恐らくほとんどの方はかつての私と同じ。自分に合っていないけど、それが当たり前だと思って着ているのではないでしょうか。
また、サイズだけでなく生地も豊富な種類から選べますし、襟型やカフスの形、ボタンなど組み合わせ自由です。「世界にひとつだけの自分のためのもの」は
やはり特別ですし、愛着もあります。
こだわりのあるものを大切に永く使う。
モノにあふれた現代だからこそ大事なことです。
投稿者プロフィール
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オーダーメイド
ファッションコンサルタント
Sartor代表
1万人以上ビジネスパーソンを見た元秘書が見た目で損をしている人に伝えたい自分らしく輝くあなただけのオンリーワンスタイルを創ります
(https://note.com/sartor)
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