キャリアライターの山下いずみです。
いくら考えても「自分がどうしたいか」わかりません。そんな自分が嫌で、周りの皆さんがまぶしく見えてさらに落ち込んでしまいます。
前回の投稿「自分の【本当は〇〇したい!】に正直になる」を読んでくださった方(以降Sさん)からこんなご相談をいただきました。
(※ご本人の了承を得て、シェアさせていただきます。)
よくわかります、その苦しい気持ち。私自身、まさにそうでしたから。
優秀なコーチであれば解決してくれるだろうと期待満載で受けたコーチングセッションでは「理想の未来、いずみさんはどうなっていたいですか?」という問いでフリーズ、、、(それがわかってたら、こんな大金払ってここに来てません!と言えず)当たり障りのない模範解答で60分終えたときの虚しさ、自分への失望、、、今でも覚えています。
さて、まずSさんにお伝えしたこと。
私たちがんばりウーマンは「“周りの人の期待に応える生き方”を優先するあまり無意識に、自分の【本当は〇〇したい!】を後回しにしがち」です。決して、Sさんだけではありません。自分を責めすぎないでください。
でも危険なのが“自分を後回し”にし続けていると「やりたいこと」だけでなく自分が今、悲しいのか嬉しいのか「自分のこと」さえもわからなくなってしまうんです
これまでは、それでも(周囲に合わせていれば)無難に生きていけたかもしれません。しかし、今回コロナを機に社会が大きく変わりいわゆる正解、モデルがなくなってしまいましたよね。
今後どんな「生き方」「働き方」をしていくのかは、自分で選び、決める必要があります。決してSさんの不安を煽っているのではなく現実から逃げずに「変わる必要がある」とお伝えしたいのです。そこで自分の欲望【本当は〇〇したい!】に気づくヒント、「3つの声」をご紹介します。
【〇〇したい!】=欲望を3つの声に分けてみる!
1.頭の声
…普段考えていること、「しなければ」という義務感
2.体の声
…体の状態(身体が軽い、とにかく眠い等)
3.心の声
…感じていること、気持ち、喜怒哀楽など
~大平信孝『先延ばしは1冊のノートでなくなる』大和書房より~
“自分後回し”が癖になっている人は「1.頭の声」のみに従っていることが多いです!
- 迷惑を掛けてはいけない。
- 周囲の期待に応えなくては。
- 自分の都合を優先するのはわがまま。
- 「できない」「わからない」を言うのは恥。
- どうせ自分に出来る訳ない。
- 時間がない、お金がない、スキルがない。等
でも“後回し癖”を撃退して【本当は〇〇したい!】を感じたいときは、
「3.心の声」を優先して聞いてみてください!
といっても、セルフワークでは難しいと思ったのでSさんにはZoomごしに思いつく限り、吐き出してもらいました(笑)
- 子どもたちにはガマンさせて申し訳ない。もっと一緒に居てあげたい。
- 実は営業の仕事が好き。お客様に「Sさんのおかげで助かった。またお願いしたい」と言ってもらえる瞬間は、何より幸せを感じる!
- 私だってもっと出来るはず!こんなところで終わりたくない!
溢れる「私は○○したい!」の声にSさんはびっくり、でも嬉しそうでした。
なんだか最近ワクワクしてない、気づくと「やりたい!」より「やらなきゃ」が強くなってるかも、という時には皆さんもぜひ「心の声」にフォーカスして、吐き出してみてくださいね。
投稿者プロフィール
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『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
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