迷った時は「ハート」に聞く～思考からいったん離れてみよう～

マインド部門ライターの大外河　玲奈（たそが　れいな）です。
通勤路の樹々が日々黄色やオレンジに色づいていく様を楽しみにしているこの頃です。感染症が流行する冬に備えて、心の免疫力を高めておきたいですね。

私たちは、毎日が選択の連続です。「どうしたらより良いか」を日々考えて生活しています。いつも迷いなく目的に一直線でいられたら楽ですが、悩んだり迷うことで自分の大切なものを発見できるというプラスの側面もあります。

とはいえ、忙しい私たちはモヤモヤしている時間をできる限り減らしたいのが、本音ですよね。迷いが生じた時や思考の迷路に入ってしまった時に、本来の自分自身の望みに立ち返る方法をいくつか持っておきましょう。

思考で考え始めると、「大人としてどうあるべきか」という社会の概念や「周りからどう見られるか」といった世間体がいつの間にか判断基準になってしまいがちです。
「自分はどうしたいのか」「どうありたいか」と自分のハートからくる想いを大切にできているかを問いかけてみます。

思考優位なっていないかを立ち返り、「気付いたらすぐ戻る」を意識においておくだけで、ハートがおざなりになっていることに気付きやすくなります。思考にとらわれている自分からいったん離れるには、一息つくことが大切なのです。

日々目まぐるしく動いていると、一日の時間でゆったりとする時間が持てていないことが多いですよね。落ち着いた場所で暖かい飲み物を飲んだり、木々や花瓶の花を眺めたり、深呼吸を繰り返したり、ただひたすらその時間を味わうことで、自分の体に戻ってきます。

私の場合は、ベランダに出て空を眺めて大きく伸びをしたり、アロマオイルの香りをいっぱいに吸い込んだり、五感で感じることに意識を委ねています。
大切なのは、今すぐに結論を出そうとしないことです。

自分の状態に気付いて切り替えるだけで、目的に立ち返り見え方や捉え方が自ずと変わってきます。

これから年末にかけて慌しくなる時期ですが、ハートの声を大切に過ごしていきましょう。