「ブランド」から「好感度」へ あなたらしい文章を書くための3つのヒント①

ライティング術担当の吉田和歌子(wacoxxx)です。 

コロナ禍を経て、社会や個人の価値観などが大きく変わりつつありますね。

それらをひしひしと感じておられる方も多いのではないでしょうか。 

ビジネスにおいても、ますます“あり方”が問われる時代になりました。

商品やサービスの魅力もさながら、「誰から買うか」「誰にお願いするか」など“人”にフォーカスされる傾向にあります。 

この「人の選び方」にも変化が感じられます。ビジネスの多くがオンラインに移行したことより「有名なあの先生に会いにいく」から「好きな人を観る」という関係性に変わりつつあるという印象です。  

まさに「ブランディング重視」から「好感度重視」へ。  

ライティングの視点から言うと、好感を持たれる文章のポイントは“共感”です。 

その際、嘘偽りない“あなた”で発信することが大前提。

「正直」「本質的」「本来の自分」などがキーワードとなり、「本当のあなたで発信しているか?」が問われることになります。  

そこで「あなたらしい文章」を書くためのヒントを、3回にわたってお伝えしていきます。  

ヒント① 自分の言葉で書く 

記事などを読んでいて「どこかで聞いたフレーズ」に出会うことはありませんか?
言い回しや表現に限らず、考え方や主張なども同じです。
ありきたりで使い古されたフレーズは、共感されないどころかサラッと流され、読み手の心に響きません。 

逆に心が動かされるのは、書き手自身の中から湧き上がった「自分の言葉」で書かれた文章です。 

「自分の言葉」で書くための最大のコツは、自分の体験を絡めて書くこと。

同じ体験をしても、感じ方は十人十色です。
あなたが語るあなたの言葉だからこそ、読み手はあなたに共感します。  

例えば、「お会いできて光栄です」  

「ずっとお会いしたかったあなたに会えて、実は手が震えるほど感激しています」 

「聞いてはいたけれど、出産は体力勝負でした」  

「分娩室に入ってから4時間。途中で気を失っては我に返り、夢を見ては目を覚ましを繰り返し朦朧としていました。
出産前、もともと涙もろい方なので我が子との対面ともなると感動の涙になるだろうと想像していました。
しかし実際は、いつもクールな夫が涙ぐみながら『生まれたで』と声をかけてくれたのに、力なく『うん』と答えるくらいの気力しか残っていませんでした。
そのくらい出産は体力勝負でした」 

このように体験を絡めることで、自然と「自分の言葉」は作られていきます。 

ただし、どれだけ強烈な体験も日が経てば薄れていくので、記憶に新しいうちにメモを取っておきましょう。 

メモをとるポイントは、
✔︎体験したことや情景(客観的に観察するイメージで)
✔︎そのときに感じた想いや考え(感じたそのままの言葉で)
✔︎五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の3点です。 

後にメモを見返したときに、そのとき・その場にいる感覚を取り戻しやすく、言葉にリアリティが増します。

次回は、8/3(月)に「あなたらしい文章を書くためのヒント②」をお伝えします。

投稿者プロフィール

吉田和歌子
吉田和歌子個人起業家 発信力サポーター
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“想い”を“言葉”に
その“言葉”が未来をつくる
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14年間の広告・編集業界を経て2018年にフリーに。
現役ライターとして活動中。
1,000人以上を取材してきた【取材力】で魅力を120%引き出し、ありありとイメージさせる【文章力】で心を揺さぶるのが得意。
10,000人以上の添削&修正してきた【ライティングスキル】を生かし、
個人起業家の《発信力アップ》をサポートするライティング講座を開講。
プライベートでは、元バックパッカーのマイペース夫とおじいちゃんのような5歳男児と悲喜こもごもを共にしている。
パラレルキャリア専門エール通信

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