情報を制するものは、介護を制す!

ヘルスケア部門「介護」担当ライターの荻野真由美です。


みなさまこんにちは。2月も半ばになりました。
少しずつ春の気配が近づいてきましたね。暖かい日が待ち遠しいです。
さて、先月から介護保険サービスを取り上げています。


「認定調査とは?」
介護保険サービスを使いたい!と思ったら、
まず初めに、「要介護認定調査」を受けます。
認定調査では、その人の介護の必要度をチェックします。
必要度は、要支援1から要介護度5の7段階に分かれています。
それぞれの段階に応じて、使えるサービスや保険で賄われる費用が決まっています。


認定調査は、専門の調査員が行います。確認する項目は、
「身体機能・起居動作」
「生活機能」
「認知機能」
「精神・行動障害」
「社会生活への適応」
この5項目について決められた質問事項に沿って調査を進めます。


例えば、「身体機能・起居動作」では、寝返りができるか?
起き上がりができるか?視力や聴力は?などが聞かれます。

「生活機能」では、食事やトイレに一人で行けるかなど、生活する上での行動を確認します。

「認知機能」では、認知症の疑いがあるかどうかを確認します。
認知症の症状は、初めて会う人では分かりにくいため、
ご家族が同席して普段の様子を伝えることが大事です。


また、これらの質問項目の他に、過去14日間に受けた医療や、
住まいの環境や家族の状況、現在受けているサービスや施設の利用状況などの
聞き取り調査が行われます。

>>当日のポイント!
■家族は必ず同席しましょう。
介護認定調査当日は、本人だけではなく家族も立ち会いましょう。
特に、認知症を有されている方は、調査員の質問に対して、
普段できていないことを本人が「できる」と言ってしまう場合があります。
そのため、家族が立ち会うことで日頃の様子を正確に伝えることができます。
また、遠方に住んでいる場合も、そのことを伝え、普段の関わり方を伝えていくことが大事です。

■質問には正直に答える
調査員の質問に対しては、正直に答えましょう。
控えめに答えたり、過剰な回答をすると、再調査になる可能性もあるので、
ありのままに答えることが大切です。

困り事や心配事はきちんと伝える
質問内容以外でも、本人や家族が気になることは、特記事項として記入され、
要介護レベルを審査する際の判断材料になります。
ですから、心配事や困り事は遠慮なく伝えましょう。
また、どのような場面で困ったかなど、普段の様子をメモに残しておきましょう。
そうすることで、日常生活の様子を具体的に、正確に伝えることができて、
調査員も状況を把握しやすくあります。
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介護保険サービスを使うためには、様々な手続きが必要です。
普段聞きなれない言葉も多く出てきます。
いざその時に、慌てないように、少しずつ情報をキャッチアップしておくことが、
とても大切だと思います。


次回は、認定調査を受けた後、サービスの利用開始までの流れを説明したいと思います!

投稿者プロフィール

荻野真由美
荻野真由美介護の日本語教師・介護人材(インバウンド)アドバイザー
介護福祉士✖️日本語教師✖️インドネシア在住10年 
現在、海外に住む日本人に向けた介護コラムを執筆中。
「情報を制するものは介護を制する!」
遠い将来のことのように感じる「介護」
でも、いつかは直面する「介護」
だけど、なんだかわかんない「介護」
そんなKaigo を、みなさんにわかりやすくお伝えいきます。
パラレルキャリア専門エール通信

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