遠距離介護を迎えるためのチェックポイント

ヘルスケア部門「介護」担当ライターの荻野真由美です。


2023年ももうすぐ終わり。
年末年始は、実家に帰省し、久しぶりに家族にお逢いになる方も多いと思います。


楽しみな反面、実家に帰るのが義務的になり、
億劫だなあと思うこと人もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、私もそうです。


「年末年始くらい、自宅でゆっくりしたいなあ」と思う気持ちの
あらわれかもしれませんが、実は、家族の変化に直面したくない、
そんな気持ちが根底にはあるのかもしれません。

やはり、家族の老いを自分ごととして捉えると、
その時はやってきて欲しくないなあというのが本音です。

久しぶりに会う外見の変化だけでなく、昔はできていたことができなく
なっていたり、お正月のお料理が少しずつ少なくなっていったり、
ちょっとした変化に胸を締め付けられ、現実を受け止めることが
怖くなる時があります。
今月は、自戒も込めて実家で過ごす時の心持ちポイントを
考えてみたいと思います。
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1、日頃の感謝を伝える
言葉でも、態度や仕草でも、お土産でもなんでも。
感謝の伝え方は人それぞれです。
顔を見て、実際に感謝の気持ちを伝えましょう。

2、親の話に耳を傾ける
またいつもの話?と思いますよね。
でもゆっくりと話を聞いてあげましょう。

3、今の姿をありのままに受け止める
白髪が増えたり、皺が増えたり、背中が小さく見えてしまったり、
受け入れたくないこともありますが、あなたの大切な家族に変わりはありません。

4、Helpしたい、できることを伝える
いつも気にかけている、心配していることを伝えること。
きっと「何も心配ない」という答えが帰ってきたとしても、
顔を合わせて、気持ちを伝えることは大切です。

5、あなた自身が楽しむ
でも、一番大切なことは、あなた自身が、家族の前で「笑顔」でいる
こと。それが何よりの贈り物かもしれません。
家族の「老い」を受け止めることは、
いざ「介護」が始まる時に大切なことです。


先日、ある相談者様から、
「親からの「大丈夫」という電話での言葉を信じていたら、
いつの間にか認知症になってしまっていた、
時間を作ってでも会いに行けばよかったと後悔している」
というお話を聞きました。日常に追われて忙しいからこそ、
年末年始などは同じ時間を過ごせるとといいですね。

投稿者プロフィール

荻野真由美
荻野真由美介護の日本語教師・介護人材(インバウンド)アドバイザー
介護福祉士✖️日本語教師✖️インドネシア在住10年 
現在、海外に住む日本人に向けた介護コラムを執筆中。
「情報を制するものは介護を制する!」
遠い将来のことのように感じる「介護」
でも、いつかは直面する「介護」
だけど、なんだかわかんない「介護」
そんなKaigo を、みなさんにわかりやすくお伝えいきます。
パラレルキャリア専門エール通信

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