こんにちは、ライフスタイル部門「勇気づけ子育て」担当ライターの嶋谷望(ぞみー)です。
いきなりですが、先週仕事でシンガポールに出張してきました。
私は本業ではIT企業でグローバル人事をしており、
世界のグループ会社から34名のリーダー達が集まる研修の事務局として、
現地に行ってきたのです。
立場が違えば見える世界も違う
研修では、参加者達があるテーマについてのディスカッションをしていたのですが・・・
世界中から集まった参加者達。当然のごとく、それぞれ意見が違います。
そりゃそうですよね。国も違えば文化も違う、会社としての業績も違うと、
見える世界や直面する課題も違ってきます。
この立場が違うと見える世界が違うということ、何も国と国、
会社と会社のようなスケールの大きな話だけで起こるものではありません。
もっと身近なところ・・・そう、親子間でも、日々起こり得ることなのです。
例えば、「息子が持っているはずの傘をささずにずぶ濡れになって帰ってくる」と嘆くのは
男児母としてはあるあるです。
母の立場からすると、服が濡れないように、風邪をひかないように、
雨の日に傘をさすのは当然です。
でも、好奇心いっぱい元気いっぱいの男児からすると、
雨を避けながら走ることを探究していたりと、彼らなりの目線があるのです。
(全然理解できないけど笑)
意見の対立を防ぐ、勇気づけ子育て流2つの方法
全然理解できない子供の考え方を排除しようとしたり、
ママの考え方を押し通そうとすると、親子はぶつかって争いになってしまいます。
子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、
時にサポートする「勇気づけ子育て」では、こんな時2つのポイントを意識します。
1つ目は、相手の考えや行動を受け止めることです。
「受け入れる」のではなくて、「受け止める」のがポイントです。
自分と異なる考え方に直面したら、もっと詳しく背景や詳細な考えを聴いてみる・・・
すると、今まで見えていなかった子供の探究心を発見し、
それを伸ばしてあげることにつながるかもしれません。
2つ目は、自分の考えを述べる時には自分の「意見」として述べることです。
自分が見ている世界が唯一の正解であるように断定してしまうと、
相手は考えを受け止めることが難しくなります。
だから、「これは私の意見なんだけど~」「私はこう思うんだけど~」というように話すと、
お互いに話し合いをしやすくなります。
ガミガミ文句を言っても聴く耳を持たなかった子供が、
ママの話を聴いて自分から行動を変えていくなんてことも、
勇気づけ子育てではあるあるです。
こんな風に、自分と違う考えを持つ他者を受け止め、
話し合いをしていくことをママが実践していくと、きっと子供達も他者との違いを受け止め、
話し合いで未来を切り開いていく頼もしいリーダーに育つのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
不明点や、もっとこんな話が聞きたい!という方は、ぜひコメントなどいただけると嬉しいです。
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