読書ライター西谷栄子と申します。
さて、皆さんはこんな気持ちになったことはないでしょうか?
日頃からさまざまなことに興味関心を持って活動をしているが、
ふと気づくとインプットばかりを繰り返している。
一度学んでも忘れてしまうことが多く、「実は身になっていないのでは?」
と不安に駆られる……
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版/樺沢紫苑 著)は、
そんな人のために書かれた本です。
学ぶためのアウトプットに焦点が当てられ、教科書のように詳しく、
そしてイラストがふんだんに使われているので、とても読みやすかったです。
やはり、人はインプットは誰でも無理なくできるけれど、
それだけでは脳の仕組み上、忘れてしまうのだそう。
忘れるのを防ぐには、アウトプットをするのみ。
しかし、意識してアウトプットを実際にしている人はほとんどいません。
私自身も、読書が趣味で学ぶことには意欲があるはずなのですが。
本を読めば、「参考になった」と感じるだけ。
セミナーに参加しても、「なるほど~」と知識を得たことに満足して
終わってしまうことがほとんどでした。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』の内容を要約すると・・・。
*ビジネス書を読む前に、「自分はこの本から何を学びたいのか?」
と自問し、その答えを見つけるようにして読み進める。
ただ流し込むだけでは、知識は定着しません。
自分は「この本から何を学ぶのか?」を、決めて置くことが学びの秘訣です。
*ぼーっとする
→この部分については、補足をさせてください。
最近は常に情報にあふれている世の中になっています。
そのため脳は常にフル稼働。
時にはぼーっとすることで、脳内では「自分のこれからをより良いものにしていくための準備」を整えているのだと著者は言っています。
なんだか、ぼーっとするなんて時間を無駄遣いしているような気になってしまいますが、大切なことなんですね。
*ノートをとる
頭の中のものを言葉にしてノートに書きだしてみる。
*インプットとアウトプットの黄金比は、3対7
勉強も暗記をある程度したら問題を解きまくる。
それはインプットした知識を使うことになるので脳は記憶に残そうとするそうです。
この数値を見るとアウトプットにかける割合の多さが明確であり、大切さがわかります。
そして、やはり「行動する」ことが大切だとも書かれていました。
また、人に教えることで自分が獲得した知識はよりインプットされるとも。
確かに人に教えるには、それ以上に自分が理解していないと難しいですよね。
人に伝えることで、自分の理解の深さを確認できるし、インプットした知識を
自分の言葉に置き換えることでより自分のものになるのかもしれません。
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