こんにちは、京田です。
今週も、食にまつわる豆知識をお届けいたします。
東京の中央卸売市場が築地から豊洲に移って間もなく1年。
豊洲市場、どうなってる?
そもそも築地はどうなった?
以前の東京都中央卸売市場。
いわゆる、築地は「場内」と「場外」にわかれ
一般的に、「場内」はプロの仕入れ先
「場外」は一般の買い物客がメイン、と認識されていたのではないかと思います。
一般客が「場内」に入るとしたら、早朝のセリを見学するのが目的。
そんな風に思っていませんでしたか?
一般のお客さんも場内で買い物をすることはできました。
朝8時過ぎくらいまでは、プロの仕入れの出入りが多かったので
小売りをしてもらおうと場内に入って行っても そうそう大事にしてはもらえません。
でも、8時を過ぎて、その日のメインの仕入れ客が済めば
人の流れもゆるくなるので、一般のお客さんが魚や野菜、台所まわりの道具を見て回り 売ってもらうこともできました。
ちょっと気をつけなければならないのは
その時間帯に売られているものは、目利きのプロが選んで買っていったあとのいわゆる残り物だということ。
また、仲卸さんによっては「30枚単位」などとおっしゃることもあるので
スーパーや商店街と同じ感覚で、というわけにもいきません。
お値段は?
水揚げされて、競りで買い付けられたものが並ぶので、いわゆる「時価」。
小売店とは値段のつけ方が根本から違っているので、近所の店舗より高いこともあれば、安いこともある。
お値段だけ比べて「高い」としても、鮮度などを考慮すれば、コストパフォーマンスが悪いとは言えませんよね。
また、お昼過ぎには終わってしまうので、やはり近所の小売店とは勝手が違います。
新しくオープンした豊洲の市場も基本は変わらず。
豊洲の仲卸は建物の中に入っています。
建物の1Fで仲卸さんが商っており 2Fが見学ルート。
商いの様子は2Fからガラス越しに見学が可能。
そして、飲食店や乾物、卵やき、野菜、チーズ、台所用品などの専門店が並んでいるので 買い物も楽しめます。
豊洲の1Fでは?
市場は買い物ではなく、「プロの仕入れ」を対象にしています。
そして、先に書いた築地場外と大きく変わりはありません。
変わらない=私でも「仕入れ」が可能です。
私も必要があれば料理教室でつかう魚介を豊洲で求めます。
プロなのか、そうでないのか、はある程度こちら次第。
購入単位が仲卸さんによって大きい場合もあるので どこででも、好きなように買えるとは限りませんが
(以下、オンラインサロン限定公開)