春爛漫。4月の和菓子

お料理ライターの京田佳永子です。

勤務先で、私のデスクは窓際にぽつんとひとつ、
個室と会議室に囲まれた場所にあります。

お花が火曜まで持てば、
人目のないデスクの脇に椅子を引っ張ってきて、
うららかな陽光に舞う桜の花びらを眺めながら
コーヒーをいただこうと思います。

たまの役得。

私は甘党ではないのですが、
美味しいものは何だって試してみたいもの。

お茶のお稽古を始めた理由のひとつも「和菓子」でした。

今でも、お稽古に伺えば、
まず水屋をのぞいてその日のお菓子のチェックです。

高いお菓子(<=個人的には、たとえば「とらや」とルビをふる)は、
やっぱり美味しい。

お茶を始めて以来、国内旅行の目的に、
「地方の銘菓を試す」が加わりました。

百貨店の地下に行けば、老舗の出店はもちろん
「銘菓百選」や「名匠銘菓・米菓」コーナーに、
全国から取り寄せられた時季の和菓子が置かれ、
気づいたときには簡単に入手できるようになっていましたが

電車やバスを乗り継いて、地方の本店に伺い、
老舗の雰囲気を楽しみながらお土産を物色するのは、
地酒を試すのと同じくらいの重要なミッションです。

今は、スマホで簡単に調べられますが、
20年、30年前には、世界文化社のお茶人の友シリーズ、
『茶席の菓子』をバッグに忍ばせて出かけていました。

本の巻末に、県別のお店の住所リストがあるのでとても便利。
旅行にも取り寄せにも重宝でした。

本日ご紹介するのは「若草」。

松江の三大銘菓のひとつ。

日本三大銘菓は 越乃雪(長岡市) 長生殿(金沢市) 山川(松江市) の三つで、越乃雪は2月の和菓子としてもご紹介しました。

(以下、オンラインサロン限定公開)


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投稿者プロフィール

京田佳永子
京田佳永子クッキング・スペシャリスト
茶道歴30年、秘書歴25年、ホームパーティ歴15年。美味しいものに本気で取り組む外資系企業社長秘書。パラレルキャリアでおもてなし料理教室を主宰。
パラレルキャリア専門エール通信

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