1年間のお金のスケジュールを立てよう!

ライフスタイル部門「女性のためのマネーリテラシー」
ライターの小野瀬 瑠璃子(おのせ るりこ)です。


さて、そろそろ1年が終わりますが、どんな1年だったでしょうか?


確定申告に向けて領収書などをまとめている方も(やろうとしてギリギリになる方も)
多いかもしれません。

事業を始めると、資金計画も大事になってきます。
支払うお金として各種税金や社会保険料があるのですが、会社員であれば会社が天引きして
支払ってくれていますが、独立すると自分で納める必要があります。
今回はこれをまとめました。


⚫️住民税
住民税は、一括または年4回の分割払いで納めます。
一括の場合は6月の末日までに、4回の分割払いの場合、6月、8月、10月、翌年1月の
それぞれ末日までに支払います。
会社員のように毎月の支払いではないので、少しまとまった金額になります。
金額は前年の所得の10%です。


⚫️所得税
所得税の納付期限は確定申告とともに3月15日までに行います。
所得税は、1年間の所得金額に応じて課税される税金ですね。


⚫️国民健康保険料
国民健康保険料とは、企業に勤めていない個人事業主、年金受給者などが加入する健康保険に
支払う保険料です。
会社員の場合は勤務先の健康保険に加入し、保険料は基本的に給与から天引きされますが、
これも自分で納める必要があります。
国民健康保険料の金額は、前年の所得に応じて決まります。

⚫️国民年金保険料
国民年金保険料の通知書は4月に届きます。
名前が似ていますが、国民年金保険は「年金」。国民健康保険とは別物です。
会社員は天引きですが、個人事業主はこれを全額自分で納める必要があります。
国民年金保険料は毎年度見直しが行われます。
2023年度は1万6,520円でしたが、2024年は月額16,980円(昨年度比 460円増額)となっています。


⚫︎その他
・消費税(課税事業者のみ)
・個人事業税(業種によっては都道府県に納める)
・固定資産税(家や土地、車などが車を持っている方対象。4〜5月に納付書が来る)


⚫︎ポイント
住民税と国民健康保険料の金額は、前年の所得に応じて決まります。
今年は個人事業主として開業、前年は会社員だった場合、会社員の時の所得を元に計算されます。
開業後に収入が下がっても、会社員時代の給与が高ければ住民税や国民健康保険料も
高くなってしまう点は押さえておきましょう!


独立したら、何月にいくらくらい支払うのか?


事前にわかることなので、計画的に対策して、事業に集中できるとベストですね!


投稿者プロフィール

小野瀬瑠璃子
小野瀬瑠璃子お金のトータルアドバイザー
"仕事も家庭も諦めたくない!と、薬剤師になったものの、奨学金などお金のことや働き方、キャリアで悩む。
ひょんなことからお金のきほんを学び、苦手意識がなくなる。
生き方は働き方に直結するお金のこと。
女性の「“何がわからないか”わからない不安」を自信に変える!をミッションにお金のきほんを教えて、実践をマンツーマンでサポートしています。
保有資格:FP2級、簿記 3級、証券外務員1種、薬剤師、漢方養生指導士、"
パラレルキャリア専門エール通信

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