事務局長/読書愛好家の長房美里 です。
突然ですが…皆さんは数字を使って話すこと、得意ですか?
私はとっても苦手です・・・
でも会社員時代、営業職や経理などを経験した中で
「原価計算とか売上の管理とか、社内の業務改善とか、
上司に何か提案するときに数字で話せたらかっこいいのに、できなくて悔しいなぁ」
という気持ちはずっと持っていました。
今回ご紹介する「数字で話せ」は、経営コンサルタントの斎藤広達さんの書いた本です。
元々は数字が苦手だったのに、数字に強くなるよう努力して、経営コンサルタントとして独立するまでになった…という方で
本の中身も最新のビジネスに触れながら、数字に強くなるために必要なことを書いてくださっていて、とても面白い本でした!
とくに興味深かったところを、いくつか挙げておきますね。
「自分事にすればするほど、数字は伝わる」
→たとえば、全体の売上500万円を提示されるより、「1人当たり●万円をプラスで受注してください」という指示の方が分かりやすい!
本の中では、UNIQLOの売上の事例も出ていて「そうやって計算して、そんな風に数字を活かすのか」と勉強になる章でした。
「ファネルの考え方」
→ファネルとは、ビジネスプロセスをステップに分解して、確率計算したもの。
※たとえば一件の成約を得るためには、何件のアポ取りが必要か?など。
「コンバージョン・レートの考え方」
→営業活動には訪問・提案・クロージングなどステップ毎にハードルがあり
それを全て突破しないと成約には至らない。この突破率のことをコンバージョン・レートという。
「デジタル時代の共通言語を理解する」
→ オンラインビジネスでは上記のコンバージョンレートは、よりシンプル。
googleアナリティクスという「自社のサイトにどんな人が来て、どんな行動をしているのか」という顧客行動を追跡するツールについても触れています。
ただ.ビッグデータやAIなどたくさんのテーマを取り上げているため、
純粋に数字に強くなる秘訣だけを知りたい場合には
同じ著者の違う本を読むのが良さそうだと感じました。
「計算力を鍛える」という本のレビューが良さそうだったので、また読んでみたいと思います!
投稿者プロフィール
- スモールビジネス専門カスタマーサポート。1989年静岡県生まれ。東京都在住。社員4名のベンチャー企業において事務全般をほぼ一人で行った経験を生かし、個人起業家向けに事務アシスタントのサービスを提供中。
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