やりたいことは全部やる!欲張り人生でいい

一般社団法人航空人材育成協会インターナショナルエアアカデミー代表取締役社長
一般社団法人魅力学協会代表理事
25ans ビューティーメダリスト
永江 理恵

パワフルだけではダメ、エレガントだけでもダメ、その両方を兼ね備えた魅力的な人に変身させ、内面美、外見美をトータル的に指南。「魅力学」を主宰し、東京と福岡で毎月開催。エアライン専門校インターナショナルエアアカデミーでは代表取締役社長としても活動中。難病でありながら、精力的に講演活動を行う、究極のポジティブ思考。


─ 永江社長の主な事業内容を教えていただけますか?

 今、一番大きな事業としては「インターナショナルエアアカデミー」というエアライン業界を目指す方が通う専門学校をやっております。母が35年前に立ち上げて、2017年に後継しました。全国に5校あり、福岡、東京、大阪、長崎、広島で展開をしています。

 もう一つは、一般社団法人魅力学協会の代表理事を務めております。ここで伝えている「魅力学」も三五年前に母が作りました。「魅力学」は、内面と外面をブラッシュアップして輝く人生を送りましょう、という学問です。私は2006年から一緒にやっておりますので13年目になります。
 あとは、ヴァンサンカンという雑誌でビューティーメダリストというコスメの審査員もさせて頂いております。

― 複数事業をされるきっかけとなったのは何ですか?

 魅力学をやり始めようと思ったきっかけは、20歳の時に患った難病でした。私の小さい頃からの夢は「社長になりたい」だったんです。何の業種とかどんなことがやりたいとか、そういうのは全く無くて、何となく「社長になりたい」という(笑)。

 母の後ろ姿を見て、私も自分の会社がほしい、という夢をずっと持っていました。でも難病になり「もう叶わないな・・・」と諦めかけた時に母が「まだ死んだわけじゃないんだし、やりたいことは何でもやりなさい!」と言ってくれたんです。だから、元々興味があった「魅力学」をやりたいと申し出て、一番体調が悪かった26歳の時に一緒にやるようになりました。

 インターナショナルエアアカデミーについては、人の夢を応援させていただくという、とてもやりがいのある仕事で、携わるうちに、この学校を継ぐということが、最終目標になりました。難病がだいぶ良くなってきた2017年に、この学校を後継しました。

― 起業されて一番大変だったことは何ですか?

 実は、仕事に対して大変と思ったことはないです!やりたくてやっている仕事で、大好きな仕事なので、一般的に言われる苦しみや失敗は、私にとってはワクワクだったり「うわぁ、こんな発見があるのか!」という喜びなので、失敗とも思ってないし、苦しいとか、辛いとか、痛いとか、感じたことはないです。ただ私の場合、病気があるので、身体がついていかないもどかしさ、というのはあり、それが一番つらいことでした。

― どのように乗り越えましたか?

 すごく体調が悪いと、スケジュールは、1日1個。打ち合わせだけしか身体が持たない日もあったので、自分でしっかり身体と向き合いながら調整していました。

― 体調が悪い中でも奮い立たせたものはなんですか?

 もう・・・、母の存在だけですね。気をつけて気をつけて、転ばないように転ばないように、これ以上大変にならないようにと、細く長く生きる、というより、「今、生きてる!」という実感を味わいながら、「まだ死んでいないんだから、やりたいことやりなさい!」という言葉が本当に大きかったです。夫の応援も力になりました。

― 周囲の理解が得られず起業できない人にアドバイスするとしたら

 自分の情熱を伝えるだけだと思います。本気の人の言葉や情熱や想いというのは、相手の心を動かすことができると思うので、・・・・

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