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INTERVIEWS

一流ビジネスマンから働く女性にエールを!

「好き」なことを掛け合わせてSNSでブランドにする

─ March 2019

藤村 正宏
エクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)の創始者

「モノ」を売るな!「体験」を売れ!を提唱するマーケティングコンサルタントで、経営者、ビジネスリーダー向けにエクスマ塾を実施。塾生はすでに1,000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。


藤村先生は女性の社会進出についてどのように受け止めていますか?

今、日本で一番の問題は、少子高齢化。これから労働人口はどんどん減っていくと言われています。例えば、子育てしてても家で働けるようにするとか、もっと女性が働きやすい環境を作ってあげると、人手不足もなくなると思う。もっと女性には社会に進出して欲しいし、そういう仕組みを国や企業が作っていかなきゃいけないですね。「国家」という言葉には「家」という漢字が入っています。国民は国の「家族」なので、国は民を幸せにすることを考えていく必要があります。

女性が活躍するためには、なにが必要だと思いますか?

みんな好きなことが必ずあるはずです。料理や映画、音楽とか。もっと好きなことを突き詰めてやってみることです。よく言ってるんだけど「ハマるまで好きなことをやってみなよ」って。ハマるまでやってみると発見できることがある。好きなことは、時間を忘れていつまでもできるじゃない。それを見つけて、突き詰めて、研究してみること。

あとはとにかくSNS。インスタグラムでもツイッターでもティックトックでも、なんでもいいからどんどん発信していくこと。発信することで個性になるから選ばれるようになる。フォロワーが1万人いれば、家で子育てしてても、一生食べていけるよね。今だったら(笑)。

今やツイッターのフォロワーは「資産」だから、良いフォロワーをたくさん作ることが大事。フォロワーが1万人いたら何でも売れる。家にいてもね(笑)。そういうのを目指すことですよ。好きなことを仕事にしていくことです。だからSNSをやるって大事なことなんです。

やりたいことが見つからない人は、どうしたらいいでしょうか?

子供の頃、何が好きだったか、考えてみること。今まで生きてきた中で、ちょっとでも心動いたことを探してみる。趣味やハマったことが何か考えてみることが一つ。

もう一つは、尊敬している人や好きな人に「何が好きなの?」って聞くこと(笑)。自分の好きな人、尊敬している人、友達が、今何が好きで、何にハマっているか聞いて、それを真似してみると、それが好きになるかもしれない。好きなことが見つかるんですよ。絶対にあるはずだから!

女性の「パラレルキャリア」という働き方についてどう思いますか?

パラレルキャリアは、絶対いいよね!これからは個人がブランドにならなきゃダメな時代なんだよ。前に、税理士資格をとって事務所を立ち上げたのに、一件も仕事がなくて、離婚もしたという塾生がいて(笑)。約七万五千人いる税理士の中で、1番になるためにチラシ作ってお客様を集めようとしていたから、好きなことを発信するように提案しました。

最初は好きなことが何もないって言っていたけど、実は大河ドラマが好きで、5歳の頃から1話も見逃した事がないって(笑)。すごいじゃん!でも彼は、NHK職員の方が詳しいし、他の詳しい人を差し置いてできないって(笑)。いや、あなたより詳しくない人の方が山ほどいるんだから、その人たちに向ければいいんだよ、と発信してもらったら、あれよあれよと売れ出しちゃって。今では、お客さんもたくさんいて、再婚もして、豪邸建てて、高級車をキャッシュで賈うくらい大成功しています。
得意な大河ドラマを押し出して、税理士とマーケティングで掛け算していけば、それぞれ百人に一人にはなれるんだよね。そうすると100×100×100で、100万人に1人になれる。ウィンブルドンで1位と同じぐらいの個性になる訳ですよ。そういう意味で「パラレルキャリア」ってものすごい独自性になっていく。差別化じゃなくて独自化していくんですよ。

差別化というのは、同じカテゴリの中で戦っていかなきゃいけない。でも、もう今は商品の差がほとんどない。差別化じゃなくて独自化を目指すことが大事。個人がブランドだから。自分の個性は「掛け算」で考え、それをSNSで発信していくことがこれから必要になっていくよね。

仕事をする上で一番大切にしていることは何ですか?

楽しくすること。どっちが儲かるか、じゃなくて、どっちが楽しいかで・・・

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