働き方改革［神奈川県］「社会から選ばれる会社づくり」を目指す企業を支援

─ September 2019

神奈川県では、企業が働き方改革に取り組み、社員の能力を最大限に発揮できるような職場環境を整備することで、社員の定着を促すとともに、新たに優秀な人材を確保して事業の継承・発展につなげる人材活用戦略と位置づけ、「社会から選ばれる会社づくり」を目指していただくよう、普及啓発を行っています。

特に、昨年度は、中小企業向けに働き方改革に取り組むメリット、進め方や取組みのヒント、参考となる取組事例、国等の助成金の内容などをまとめた冊子（「中小企業こそ、働き方改革を！～働き方改革のすべてがわかる～」）を作成して配布し、中小企業の働き方改革への取組みを支援しています。

今年度は、テレワークについて、これまで実施してきたセミナーの開催や、個別企業へのテレワーク導入支援アドバイザーの派遣に加え、中小企業向けのテレワーク導入ガイドを作成するほか、企業が集まる県内のイベント会場において、テレワークの模擬体験や相談ができるブースを設置してＰＲ活動を行い、テレワークの導入を促していきたいと考えています。

また、仕事と家庭の両立を目指す女性を対象として、働くママやプレママ、そのご家族を対象として、専門の女性カウンセラーが無料で実施する「ワーキングマザー両立応援カウンセリング」の実施や、職場や家庭におけるコミュニケーション術や時間管理のコツなどをテーマとした「ワーキングマザー両立応援セミナー」の開催等、女性の就業継続を支援する取組みのほか、１０月、１１月を「働き方改革関連相談強化期間」として、弁護士等による特別労働相談会や県内２１カ所で街頭労働相談会などを実施し、労働者や事業者の方の相談に応じてまいります。

働き方改革に取り組む必要性に関する企業の理解は進んでいると考えますが、仕事の進め方や職場風土を変えていくことは、簡単なことではありません。企業に対してどういう支援が求められるのか、県として、引き続き考えていきたいと思います。