『魔女の宅急便』に学ぶ、スランプ脱出法

キャリア部門 ライターの山下いずみです。
今回も、前回に続き映画『魔女の宅急便』を題材にお届けします♪

今回取り上げるのは【空を飛べなくなったキキと共に学ぶ◆スランプ脱出法】。

  • 突然の異動や環境の変化で新しい仕事にうまくなじめず自信を失っている。
  • 働く目的、自分の存在意義がわからない。。。

そんな時どう対処すればよいか、この映画にヒントが詰まっています。一緒に見ていきましょう♪
(※以下ネタバレを含みます。ご了承ください。)

当たり前のようにできていたことが、突然できなくなった

前は嬉しそうに「私、空を飛ぶしか能がないでしょ?」と語っていたキキですが、ある出来事をきっかけに空を飛べなくなり、相方の黒猫ジジの言葉もわからなくなってしまう。そんな彼女が悲しげに呟いた言葉

「私、修行中の身なんです。魔法がなくなったら、なんの取り柄もなくなっちゃう!」

あーなんと悲痛な叫び。これまで当たり前にできていたこと、自分の取り柄だと思っていたことを失った時…不安で胸が張り裂けそうなはず。そんなことないよ、あなたはそのままで十分素晴らしい♡と声をかけてあげたいけれど、こういう時って…そんな言葉、耳に入ってきませんよね。

ではどうするか。

脱出法1 ジタバタする!

キキにスランプ脱出ヒントを教えてくれたのは、友人の絵描き、ウルスラです。「私もよく描けなくなるよ」というウルスラに、キキは「そういう時どうするの?」と尋ねます。その答えが

「そういうときは、ジタバタするしかないよ。描いて描いて、描きまくる!」

逃げずに、とにかく向き合う。試行錯誤を繰り返す。これがウルスラ流スランプ脱出法です。でも…やっぱり飛べなかったら?

脱出法2 手放す、何もしない。

どうしても行き詰ってしまったら、

「描くのをやめる!散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない!そのうち急に描きたくなるんだよ。」

ともう一つ、脱出法を教えてくれました。さぁ、キキは無事スランプを脱出することができるのでしょうか?

脱出法3 自分の力、可能性を信じ歩き出す

映画のクライマックス、飛行船から落ちかけた友人トンボの姿を見たキキは、居ても立ってもいられず、野次馬のおじさんからデッキブラシを借り空に飛び立ちます。周囲にどう見えるか、うまく飛べるかなんて関係なく「絶対にトンボを助ける!」その一心で飛ぶキキは、無事少年を救出、街は大歓声に湧きました。キキが再び飛べるようになったのは、自分の奥底にある「自分の能力を活かして、誰かの役に立ちたい!」という思いに気づき、自分にとっての「働く目的」を明確にしたからだと、私は思います。一旦壁にぶつかってジタバタしたからこそ、見えた答えなのでしょうね。

第二部まとめ

空を飛べなくなったキキと共に学ぶ スランプ脱出法3つ

  1. ジタバタする!
  2. 手放す、何もしない。
  3. 自分の力、可能性を信じて歩き出す

2回にわたってお届けした『魔女の宅急便』シリーズ、いかがでしたか。前回のコラムには沢山の反響をいただきありがとうございました。(『魔女宅』ファンからも、映画を観たことがない方からも^^)今回は「スランプ脱出」、重たいテーマですが、私たち自身も同じように悩んだ覚えがあるからこそ、キキのもがく様子に共感したり、励まされるのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

山下いずみ
山下いずみキャリアコンサルタント
『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
パラレルキャリア専門エール通信

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