ネガティブ感情に蓋をしない

マインド部門 心の健康管理ライターの山崎明美です。

言葉にできるまでが苦しい

“明るく”、“いきいきと”、“前向きに”、“ポジティブに”、“ありのままに”、“自然体に”、“しなやかな心で”、“のびやかなきもちで”などのような言葉を目にすることは少なくありません。「悩みも見方をかえて、うまく付き合いましょう」「心の苦しさを吐き出してすっきりしましょう」というような記述を目にすることもあります。

けれど、すぐに見方を変えたり、すぐに他者に苦しみを吐き出せたりするなら、人はそう悩まないともいえます。つらい、悲しい、とまどい、怒り、不安などの気持ちを言葉にすることができるまでの時間が、より苦しいのではないでしょうか?

ネガティブ感情は大切なもの

心を健康に保つには、プラスとマイナス、ポジティブとネガティブ、陰陽、の感情のバランスが大切です。人は、誰でも、ネガティブな感情を持つものです。恨み、妬み、嫉む、ひがみ、拗ねる、未練、嫌い、怒り、不安、といった、およそありがたいと思えない感情が、私たちの中に湧きあがる時があります。物事に陰陽があるように、私たちの感情にも必ず陰陽があり、ポジティブな感情と同じくらい、ネガティブな感情を大切に取り扱ってあげることが必要です。

これらの感情に対して、無かったことにする、押し込める、見て見ぬふりをする、といった【蓋をする】のは、心のバランスを保つのに適切とはいえません。その感情が無くならないのならば、いつかどこかで顔を出してきます。押し込めるほどに、顔を出してほしくないところで、吹き出してしまうこともあります。ネガティブな感情は、いま、自分がつらい・悲しい・苦しい・怒っているといった、心の状態を教えてくれる大切なものです。自分がいま、これらの感情を持っているんだなあと、自分の感情を自分が受け止めて、その感情を「自分が」承認することが大切です。

また、そのような感情があること自体を認めたくないことがあるものです。その時は、いま、自分はネガティブ感情がある自分を認めたくないんだな、と【蓋をしない】で一旦受け止めるだけ。受け容れなくてもいいのです。ネガティブ感情を抱えている間、例えば、自分が好きな場所に行く、自然の中に身を置くなどの環境を変えたり、快適なことを自分にしたり、自分をいたわることが大切です。そして、揺らぐ感情とうまくつきあえるようになると、心の筋力がついていきます。

投稿者プロフィール

YamazakiAkemi
YamazakiAkemiパーソナルへルスコンシェルジュ®
保健医療、公衆衛生の世界で活動してきました。
この観点からみる、「どう生きるか?」という問いを、ずっとしているように思います。

「健康」は、何かを達成する”手段”です。

どんな状態のこころとからだも、変化がうまれます。
こころもからだも、(特定の場合を除き)、
したようになっていく、といえましょう。

自分を、自分が思うように、この世に活かしたいのであれば、
自身の心身にフォーカスする時間が必要ですし、大切です。

時々、自分のこころとからだをみつめ、整える、
このことを行う伴走者としての、パーソナルヘルスコンシェルジュ®です。

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そして、生き方の多様は、性の多様性でもあり、
国によっても、また時代によっても大きく捉え方が変わるので、
きちんと語る場を創って行くことの大切さを感じています。

社会の中のパートナーシップは、なんでも大切なものですが、
恋と愛と情のパートナーシップは素敵でもあり、
ときに人を悩ませます。
ことに、性が関わる時など。

大人がハッピーでいることは、次世代に影響していきます。
大人がハッピーでいるために、こころとからだの健康や性の健康は重要ポイントです。


私がこの道へ進む、そのきっかけは、自分の思いとは別なことから。
でも、それがいつしか自分の歩む道になっていたような。

だからでしょうか、
どう生きるのかを「考える」ことを、ずっとしてきたように思います。

「ものを考えるということを、しっかりやってみよう」と伝えています。
これは、自分の強さと弱さを味方に、しなやかに生きるヒントかもしれません。
パラレルキャリア専門エール通信

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