『魔女の宅急便』キキに学ぶ、強みの活かし方

キャリアライターの山下いずみです。
今日は映画『魔女の宅急便』を題材に「強み」について考えてみたいと思います♪

ご存じ、1989年に公開されたジブリの長編アニメ映画。13歳になった主人公・キキが一年間魔女の修行をする中で
強くしなやかに成長していく姿が描かれています。私はこの映画が大好きで特に新卒時代、すり切れるほどよく観ていました。

仕事=ツラく、苦しいもの
お給料=苦行に耐えた引き換えにもらえるもの

と考えていた頃です。

当時は実家暮らし、毎週金曜の夜中、真っ暗なリビングで、体育座りして観てたなぁ…。ラストのセリフ「落ち込むこともあるけれど、私この街が好きです」で号泣してたなぁ…と思い出話はまたにして(笑)さっそく見ていきましょう。

自分にできることって何だろう?

新生活へのワクワクでいっぱいだったキキが、初めて出会った先輩魔女の特技は “占い”。「あなた、何か特技あって?」と問われ、キキは言葉に詰まります。「自分の特技、自分の得意なことは何?」を考えるきっかけが訪れた瞬間です。

特技を活かして得たもの

海の見える素敵な街を見つけたキキは、なかなか街の人に受け入れてもらえず落ち込みます。。。そんな彼女を救ったのは、“空を飛ぶ” という特技(=才能)。赤ちゃんにおしゃぶりを届けてあげたこと(キキにしたら当たり前、自然に身体が動いてしまうこと)がきっかけで、住:パン屋の2階に居候 & 店の電話の使用権食:朝ごはん役割:パン屋の店番、を得ます。同時に、本業(才能を活かしたライフワーク)の準備をする時間的・経済的余裕をゲット! 

また、パン屋さんの店番を通じ、認知を広め、少しずつ本業の依頼が入るようになっています(=集客の入口)。いつの間にかパラレルキャリアを実現しているとは…驚きです。

経験を活かし、新たな提案!

もう一つ、見逃せないシーンがあります。宅配依頼をしてきたお宅の電気オーブンが壊れ、届ける予定だったお料理ができない。依頼主は約束の代金を払おうとしますが、キキは「受け取れません!」。古いオーブンを見つけ「薪のオーブンならお手伝いできます!」と提案。母親に仕込まれた経験を活かし、見事にお料理を仕上げます。(余った時間で電球交換も)ここでの仕事ぶりが見込まれ、キキは報酬に加え、信用・信頼を得て、リピート客をつくることができました。

まとめ

こうやって見てみると、彼女の強みは、“空を飛ぶ” 特技だけでなく “自分ができることで、目の前の困っている人を助けたい” というホスピタリティ、行動力や提案力、コミュニケーション力など、沢山のスキル(いわゆるポータブルスキル)であることがわかります。

いかがでしたか。
次回も『魔女の宅急便』シリーズをお届けする予定です。

投稿者プロフィール

山下いずみ
山下いずみキャリアコンサルタント
『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
パラレルキャリア専門エール通信

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