美術館の常設展と企画展

マインド部門 アートと心ライターのYoko Tsugeです。
美術館に、常設展と企画展というのがあるのをご存知ですか?

「常設展」とは、その美術館が所蔵している作品が常設展示してあるもの。そして、テーマをもって国内、海外の美術館やコレクターなどから作品を借りて開催されるのが「企画展」です。

たとえば、世界で一番入場者数の多い美術館はパリにあるルーヴル美術館。ルーヴル美術館と聞くと、どんな作品が思い浮かびますか?年間平均900万人が訪れるこの美術館の目玉は、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」などです。パリに行ったなら必ず見たい!と多くの人が思うルーヴル美術館の常設展です。

世界の入場者数で上位を占める大美術館は、企画展もありますがメインは常設展。美術館には、コンセプトをもとにアート作品を収集、調査・研究、保存管理をしながら多くの人に見せるという役割があります。「常設展」は、その美術館の顔となる部分です。

対照的に、日本の美術館事情はアメリカやヨーロッパなどとはかなり異なります。日本で入場者数の上位を占める展覧会は、企画展が中心となっています。海外の美術館から作品を借用して、新聞社などが主催となって大きなプロモーションを打っておこなわれています。

毎年、豪華でさまざまな企画展が開催されています。しかし、日数も限られる中で、多くの人を集めて見せるため混み合ってじっくり見られないという問題もありました。コロナ禍の中、予約制や入場制限などで、ゆっくりと見れるようになったことは皮肉です・・・。

常設展示はどうかというと、PRにお金がかかっている「企画展」が大変混雑していても、常設展示エリアは人がまばらと状況にも良く出くわします。美術館に行かれた時、ぜひじっくりと見ることができる常設エリアにも足を運んでみてください。「企画展」と関連したテーマで作品が展示されていることも良くあるのです。そのため、同じアーティストの作品が展示されていて、こんな作品もあるのね!!と感動の対面ができることもあります。

常設エリアの作品は、その美術館のコレクションです。コレクションの質が美術館としての評価になり、海外の美術館から信頼をもって作品を借りることができることにもつながるそうです。さらに、コレクションの作品は、ポストカードやオリジナルグッズも充実していたりもするのですよ。

最後に、ゆったりしている常設展ならではの作品の見方です。一人でじっくりと楽しむのも良いですが、家族や友人など人と一緒に見ることもおすすめします!ぜひ作品を見て感想や気づいたことを話してみてください。

「どう思う?」

「これは何だろう?」

そうすると、相手は自分では気づけなかったことを言ってくれたりもする。作品を楽しむ方法でもありますが、アートを通してその人自身を知ることもできるという別の楽しみもあるのですよ。

投稿者プロフィール

TsugeYoko
TsugeYokoアートエデュケーター / 会社員
思考中心の生活に、感じることを優先した時間を少し取り入れて、自分の好きや情熱はどこにあるのか意識してほしい。
日・英の大学で美術を専攻し視野をひろげ、ものごとのとらえ方を変えてきた経験を「こんな自分でありたい」個性を大切にする人のためのアート鑑賞時間を提供しています。

(https://cosinessandadventure.com)
パラレルキャリア専門エール通信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です