仕事にやりがいを感じられない！もう会社辞める！と思った時に、試してほしいこと。

キャリアライターの山下いずみです。
早速ですが、友人Sさんからこんな相談を受けました。

昨年の秋、天職だと思っていた秘書から総務へ異動となった。目の前の仕事を好きになろうと、なんとか半年やってみたがどうしても好きになれない
モチベーションが上がらず、仕事の質も明らかに落ちている。そんな自分が嫌だ。思い切って転職して、充実した日々を取り戻したい。

うーん、よくわかるよ。
望まない異動、大好きだった仕事を取り上げられて悔しい、悲しい、満たされない気持ち。前みたいに、笑顔で楽しく働きたいよね。でも…転職すればすべて解決するのかな？

やりがいのある仕事とは？

ということで、Sさんと話をしながら、どんなときにやりがいを感じたのか、仕事を通して、どんな想いを感じたいのか、聞かせてもらいました。

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常に、ボスの二手三手先を読んで動くことを心がけていた。
（うーん、デキる秘書って感じ）

その動きが認められて「さすがSさん、ありがとう。助かったよ。」と声をかけてもらう瞬間が何よりの喜び。達成感を感じられた。

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なるほど、Sさんは

①相手の動きに合わせて柔軟に対応することが得意で、②その結果、相手に喜んでもらえる瞬間に達成感を感じていたんですね。

いまの総務部の仕事は、同じ「縁の下の力持ち」ではあるけれど、創意工夫する余地が殆どない。現場のプレイヤーと接する機会が少ないから、感謝の言葉をかけられることも少ない。だから物足りなさを感じてしまうんですね。ここまで整理をしていると、彼女の表情がすこしずつ変わってきました。

「そっか、私は“相手に喜んでもらう”ことが喜びでその瞬間を一緒に味わいたいのね！（沈黙）なんかわかった気がする すぐ転職じゃないかも、、、もう少し今の自分にできることを考えてみたい。」

この日は職務経歴書の作成を手伝う予定でしたが、一旦取りやめ。この後どうするか、どんな選択肢があるか、とにかく話し続けました。

転職以外にも、選択肢はある

私は人材エージェントで多くの転職希望者と面談、お仕事に関する悩みを伺う機会があるのですが、実は「転職しても解決しないよ！」「まだいまの職場でできることがあるよ！」と声をかけたくなることが多々あります。
（立場上、転職を思いとどまらせるような助言は出来ないのがツラい）
こういった（スキルアップコラムのような）場を借りて、ひとりでも多くの方に「転職は手段のひとつ。まずは “あなたが仕事を通じて何を得たいのか” 整理することが大切」とお伝えできたら嬉しいです。