マインド部門 アートと心ライターのYoko Tsugeです。
突然ですが、みなさんはアートや美術というとどんなイメージを持っていますか?
”美術館に大切に展示されているもの”
”贅沢なもの”
”勉強して理解して見るもの”
一般的には、身近なものというよりは、非日常的だったり、理解しないといけないものといったイメージを持たれているかたも多いかもしれません。しかし、実は意識していなくても身近に、例えばホテルや旅館、レストランや病院など、絵が飾られていることありませんか?
それはおしゃれな空間に演出するだけではなく、心を落ち着かせリラックスさせることができるからです。アートや美術が”何かの役にたつ”というイメージはあまりないかもしれません。本日は、パラレルキャリアで日々頑張っていらっしゃるみなさまに、アート鑑賞で心を整える方法をご紹介します。
近年の心理学や健康科学の研究では、芸術を鑑賞することで、美を感じ、その感じたことが幸せの源泉になる効果が明らかになっているそうです。頭で理解する見方ではなく、「きれいだな」など気持ちの動きを大切にする見方が、不安を低減させて幸福感を高めるのだというのです。では、どのようなアート鑑賞が良いのか?
私がおすすめする方法は、自分の気になる作品を選ぶという方法です。そのときに”購入して部屋に飾るならどれがいいかな?”という視点で見てみる。そうすると漠然と見るよりも、作品と自分との距離が近くなります。そして、気持ちが動く作品があったら、「なぜこの作品を選んだのだろう?」「どのように感じたのだろう?」「そこから、どんなことを連想できる?」など自分に問いかけてみてください。それはあなた自身の今の気持ちや考えていること、価値観に気づく問いかけでもあります。
アートを使って、自分の気持ちや心の状況を見えるものにしていくのです。さらに、コロナ禍では、自分をやる気にさせてくれる、応援してくれるような作品を選ぶこともおすすめします!読んでいただきありがとうございました。
投稿者プロフィール
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思考中心の生活に、感じることを優先した時間を少し取り入れて、自分の好きや情熱はどこにあるのか意識してほしい。
日・英の大学で美術を専攻し視野をひろげ、ものごとのとらえ方を変えてきた経験を「こんな自分でありたい」個性を大切にする人のためのアート鑑賞時間を提供しています。
(https://cosinessandadventure.com)
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