石川ヒロ子です。
ある日、突然。視力を失うとしたら何を思いますか?〛
視力に限った話ではありませんが、あたりまえだと思っていた事が「ある日、突然」失われることもあるのです。
かくいう私も10年前と7年前に視力を失いかけたことがあります。充血して眼科を受診しそのまま緊急入院。突然の出来事でした。ドライアイで角膜に傷がついたところにどこにでもいる菌がくっついて炎症。簡単にいうと目のすり傷。傷が膿んだ状態です。新しい角膜がはるまで退院はできず、治癒に10日〜半年、1年かかる場合もあるし、失明の可能性もあると聞かされぼう然としました。
上の子が8歳、下の子が3歳の時です。この経験で人生観が大きく変わりましたし、視覚障がい者の現状や支援について関心をもつきっかけになりました。
「失明するケースもある」と聞かされ心に浮かんできたのは、
- 子供達の食事や着替え、送迎はどうすればいいんだろう
- 部屋がグチャグチャになっちゃう
- 洋服も他人に選ばれるの?
- メイクはどうする?ずっとスッピン?
- 眉もボサボサになっちゃう
- こんな状態で人に会いたくない
- この気持ちわかってくれる人いる?
- 仕事できるの?
- 決められた仕事しか出来なくなるの?
- 夫や両家の親に迷惑かけちゃう
当時のリアルな思いです。
先日、同行支援の講習会(視覚障がい者の外出を安全に支援するための考え方や接し方などの基礎知識が学べる講習会)に参加してきました。そこで言われていたのは『対等な立場で』接することの大切さです。
視覚に障害があること(「見えない」あるいは「見えにくい」こと)は、大変不便でやっかいなことです。だからといって日常生活を送っている視覚障がい者が、自分とは違う「特別な人ではない」ことはいうまでもありません。「見えない」あるいは「見えにくい」だけの人です。
視覚障がい者として接する前に、同じ人として対等な立場で接することが何より大切で、敬意をはらい接することが信頼関係を築くための基本であることを忘れてはいけません。(「同行援護ハンドブック」視覚障害者の外出を安全に支援するために、より)
冒頭の問い、ある日、突然。視力を失うとしたら何を思いますか?それぞれ思うことは違うでしょう。だからこそ相手の立場を想像して考えてみることが大切なのではないでしょうか?日常生活においても気持ちに寄り添える人でありたいですね。
ある日、突然。視力を失うとしたら何を思いますか?〛
あなたは何を思いましたか?
投稿者プロフィール
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美容業界26年、述べ3万人以上の女性の悩みに携わる。角膜潰瘍で2度の緊急入院を経験したことで、予防美容に力を入れ健康美をサポートをしています。
(https://www.kogaoesthe.com/)
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