より良い選択をするために、欠かせないもの

キャリア部門ライターの山下いずみです。
今日は前回に引き続き【転職支援の現場から②】をお届けします。

この事例を通じて皆さんそれぞれにとっての「より良い選択」について、考えるきっかけになれば嬉しいです。

AさんとSさん、ふたりの「選択」

先月こちらのコラムでご紹介したAさん(ボーナスがない点が気になり、応募を一旦検討)ですが、結局、お見送りとなりました。「立地、時給や仕事内容は申し分ないが、ボーナスがないのがどうしても不安で…」とのこと。残念ですが、それぞれに「ゆずれない条件」があるのは当然ですよね。

さて、その二日後、同じ案件に応募された30代女性(以降Sさん)にご連絡、詳細を説明すると「ぜひお話進めてください!」と即答。前回のAさんとの経緯もあり「こんなに早く決めて大丈夫?(比較・検討したり、ご家族と相談した方が良いのでは?)」と私が戸惑ってしまうほど。

しかしSさんのトーンは変わらず、応募書類を提出~とんとん拍子で面接へ。面接当日はSさんから新たな業務への前向きな質問もたくさん出た様子で採用担当者にも好印象◎、即「採用」決定となりました。

Sさんにあって、Aさんになかったもの

同年代、似た業務経験を持つふたり、何が違ったのでしょう?性格?モノの考え方?経済的な余裕?

Aさん:ボーナスがないと不安。
→「ないもの」が気になり、選択しなかった。

Sさん:結婚したばかり、ワークライフバランスを重視したい。
→「自分の理想の生活」が実現できる仕事だと判断し、選択した。

Aさんは、コロナ禍、ネガティブ情報が溢れる中での転職活動中ということもあり(魅力的な立地、時給、業務内容よりも)「ないこと」への不安を意識してしまったのでしょうね。

一方、Sさんは、「理想の生活=家族との時間を大切にしたい」を実現するのに必要なもの、優先順位(①残業なし ②駅近 ③これまでの経験を活かせたら尚可)が明確になっていたので瞬時に見極め、選択・決断できたのだと思います。

「自分の理想の生活」の明確なイメージを持つ

Sさんへの転職支援を通じ、私は「今後、こんな生活・生き方がしたい」を具体的に、イメージすること✨の大切さを改めて実感しました!!本で読んだり、人から聞いて、頭ではわかっていたつもりですが、明確なイメージを持っているとこんなに

  • 選択が楽、早い
  • 他の選択肢を捨てることがこわくない
  • 理想の実現が早い。。。

もう良いことづくめです。

さて、皆さんは「理想の生活、こんなふうに生きていきたい」というイメージ頭の中にありますか?私は今、ワクワクしながら妄想中です😊
エールの皆さんと「理想の未来」、「それを実現するために大切にしていること」語り合えたら楽しそう!

投稿者プロフィール

山下いずみ
山下いずみキャリアコンサルタント
『働くことは生きること』
人材エージェントで「企業」と「人」を繋ぐコーディネーターとして20年勤務、3000人以上の転職支援に携わる。
一方、個人では
「転職しなくてもいい」キャリア相談を実施中。
~しなきゃ、すべきの「正解思考」で頑張るアラフォー女性が、「~したい、しよう!」と自分の直感や可能性を信じて一歩踏み出せるようになることを目的にセッションを行っている。
1974年9月生まれ/神奈川県横浜市出身
趣味は野球観戦!待望のプロ野球も開幕、地元横浜DeNAベイスターズの優勝を願い、熱い声援を送る日々を過ごしている♪
パラレルキャリア専門エール通信

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